HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ツルニチニチソウ(蔓日々草)

2020-04-09 | 春 紫色系

まだ少し早い…と感じながら二月には咲いていた花。
随所に拡がるのは蔓で縦横に伸びて、適当な場所でそこから根を下ろす。
雑草扱いするのは…とおっしゃる方も多いけれど
拡がっているのはたいていは手入れされることのない空き地。
或いは樹木の下の空間。
その大昔、この花を「ツタキキョウ」と言って持ち帰った同窓がいた。

ワグナーの歌劇を聴き、柴田翔の「されど我らが日々-」を勧めてくれたことを
少し寒さが緩み始めると、今も時折ふっと思い出す。


▲ ここでも雑草扱いだ。花壇の外で咲いている。花壇には春の花が植えられている。▼









(2020.04.04 離宮前町)












ツルニチニチソウ(蔓日々草) キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属 Vinca major
(2020.03.07 林)



▲ 大昔の画像 この花を解剖した。
おしべ・めしべがない…という記述が多かったからだ。
種子繁殖ではなく茎が地面に接すると直ぐに発根して広がることから
殆どは栄養繁殖、それ故種子を作る必要はないのだろう…と言うのがその根拠。
それでも中心部を切り裂いて見ると、黄色い部分は5個でおしべの葯、つまりは花粉を蓄えている。
めしべはその下に隠れていたから画像では見えない。

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ツルニチニチソウ  ヒメツルニチニチソウ
 ツルニチニチソウ(蔓日々草) 



2 コメント

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雑草扱い可哀想ですね。 (こいも)
2020-04-22 19:14:46
林の子さん
ツルニチニチソウ…確かにあちらこちらで群生していますが雑草扱いは可哀想ですよね~
「花弁の中心部の五角形」
「その奥の秘密めいた場所」
何だかとても興味が湧いてきます。
ピカピカの毛で護られているようですし
何が隠れているのかワクワクドキドキです。
とても綺麗な画像ですね。素敵です~♡

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我が家も雑草扱い。 (林の子)
2020-04-22 20:08:01
高校時代から我が家の庭で広がり放題です。
すぐお隣が八百屋さんだったので、お買い物など通りすがりの方がよく持ってお帰えりになっていました。
その名残が今もあちこちにあります。
我が家の庭では50年以上経った今でもツツジの下を我が物顔に占拠しています。
適当に蔓を引き抜く事はあっても、根絶やしにはしないので
毎年ツツジの頃には猛烈な勢いで蔓を伸ばして咲き続けています。
雑草畑にまでは侵入していないので良し、ですけれど。

晴れ間があれば花をもう一度解剖してみようと思います。
キョウチクトウの花と同じようにめしべの位置は解剖しないと外からでは見えませんから。
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