HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ヒャクニチソウ(百日草)

2022-09-24 | 複数の色 混色系

色とりどりになってしまった上に、そっくり同じとは言えないけれど
野暮ったさを嫌ってか、鉢植え等用に小型化?されたものまで登場して
ますます色とりどりが広がることになったヒャクニチソウ。
それでも細かな部分にまで興味を持てば
幾らでも花のパーツの変化を探すことが出来る愉快さをこの花は持っている。

黄橙色しかなかった大昔の小学校花壇の夏の定番。
夏休み中のラジオ体操の後の水やり当番と
いたずらが過ぎて職員室前の廊下で立たされたことを必ず想起するほどに馴染みの花だ。







※1



▲ 目立っていた花弁が萎れ始める頃にはめしべが顔を出す。▼



※2

▲ 筒状花は咲き上がると奇妙な三角錐ドーム状になって、舌状花弁が萎れても残る。
この辺りが野暮ったい…と言われてしまう証左だろう。▼



▲ 舌状花が多弁の種類はさほどには大きなドーム状にはならない。▼

(2022.08.16 上の丸)


(2022.08.28 王子町)

終章








(2022.09.02 貴崎町)









 

 








ヒャクニチソウ(百日草) キク科ヒャクニチソウ属 Zinnia elegans
(2022.09.20 明石公園)
画像中に挿入した詳解図(※1、2)は、HN・こいもさんの画像を拝借したものです。

 

【後日談】 このページが一番相応しいと思うので追加する。
小学校卒業は1958年、小中同じ学校に通ったかなめ(要)ちゃん、同じ年齢だけれど、今日もそう呼ばせてもらった。
フランス料理の店を明石港近くに開いた、カヨちゃん(幼稚園からの幼馴染)からそう聞いた。
たまたま所要で駅近くまで走ったので、不定期開店、予約が入らない限り店は開けないことにしていると聞いていたけれど
入り口が半開き状態だったので、ヅカヅカと遠慮もせずにドアを開いた。
突然の訪問に奥方の怪訝な顔、「よぉ、かなめちゃん??」、もちろん彼も怪訝な顔。
何年ぶりだろう、もう60年は顔を合わせたことも会話もないのだけれどすぐに小学校時代に戻っていた。
ラジオ体操の後の水やり、校舎の溝に棲んでいたドジョウを捕まえた話、便所の横にあったイチヂクの話…。
急に店を開けてほしいと常連客の要請に答えたそうで、優しい人柄はそのままだった。
その常連客の一人は何となんと高校時代の同窓だったからまたまた驚いた。
話の途中で、ここを教えてくれたカヨちゃんが中学時代の英語教師だった松本先生と26日に再訪予定と聞いた。
『カヨちゃんに電話して、ケンちゃんも一緒に来いよ…』
『そうしてくださいよ、気兼ねない人たちだし、楽しみだし』と奥方。
懐かしい小学校・中学校の話ばかりになりそうだし、このヒャクニチソウの話も登場しそうだ。
勉強嫌いを自認?していた彼は、たばこと賭け事に明け暮れた立命館時代に山に行っていたそうだから
もしかして、だけれど鉄道自殺後に残された日記を基にして上梓された『二十歳の原点』高野悦子の話が出来るかも知れない。

 
▲ 淡路島には明石海峡大橋が架かってフェリーの連絡はなくなったけれど、今もジェノバラインの名前だ高速艇は運行されている。
その乗船場所の、道路挟んで北側、明石では老舗になった洋菓子店「くるみや」本店の一軒おいて東が「ラ・クロンヌ・グルマン」である。▲
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ヒャクニチソウ ジニア・アングスティフォリア(ジニア・リネアリス) ホソバヒャクニチソウ
ヒャクニチソウ ジニア プロフュージョン チトニア・ロツンディフォリア(メキシコヒマワリ)



4 コメント

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舌状花が多弁の種類はさほどには大きなドーム状にはならない。 (こいも)
2022-08-17 15:46:17
林の子さん
『舌状花が多弁の種類はさほどには大きなドーム状にはならない』
そう言うことだったのですね。
「なぜなのかなぁ~」と思っていました。
色々見させていただきながら、小さな疑問がだいぶわかってきました。
すご~く前進できたような気がします。
ありがとうございました。
そして、上手く撮れていない画像を使っていただきまして、
このような画像ではと思いながらもとても嬉しいことでした。
心より・・・お礼申し上げます。
ありがとうございました。(#^.^#)。
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見慣れた花。 (林の子)
2022-08-17 17:18:15
ありふれた花とか、安っぽい花だと言われるのですが
花壇に普通に植えられている花は、育てやすくて見慣れた花。
ガーデニングが趣味です、などと気取っている方などには無縁かも知れないですね。
夏の花壇の定番だからこそ、普通に見ていられるような気がしますし
だから平凡でも何度も撮っているのでしょう。
別に珍しいものでもないので肩ひじ張って撮ることもないし。
画像の良し悪し、優劣などは他人が勝手に決めるものなので
説明図を作るときにはわかりやすい画像を選ぶように心がけています。
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大好きなヒャクニチソウ。 (こいも)
2022-09-19 00:22:16
林の子さん
何故か大好きなヒャクニチソウ・・・。
そのヒャクニチソウのページにこんなに素敵なお話を追加していただき、
ますますヒャクニチソウへの想いが強くなりました。
小さい頃の思い出話は、いつも「・・・ちゃん、・・・くん。」から始まりますよね。
いくつになってもそのま~んま・・・
懐かしくて限りなくこの時が続けばいいのに・・・そんな想いでいっぱいになります。
素敵な人の周りにはやっぱり素敵な人が集まるのですね。羨ましい限りです。
そして「ラ・クロンヌ・グルマン」素敵な店構えですね。日本ではないような・・・異国の雰囲気さえ感じます。
きっと素敵なお料理が並ぶのでしょうね。
何だかこいももワクワクしてきちゃいました。
「ラ・クロンヌ・グルマン」日本語ではどういう意味になるのでしょう?
また聞きたがりで…ごめんなさい。
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トンボ返り。 (林の子)
2022-09-19 08:15:10
昔、一緒に仕事した仲間たち、当時大手の会社から独立してわずか三人で起こした会社が
創立30年になり名古屋・大阪に支店持つまでに大きくなったので
一緒に海外のコンピュータ統合までやった人たちを、懐かしい本社ビルの隣にあった老舗の「大江戸」に呼んでくれた。
思いがけない同窓会になったし、場所を変えての二次会まで延々6時間の大騒ぎだった。
忘れかけていたクレイジーとまで言われた現役時代の騒動を思い出していた。
その宴席に何となんとカヨちゃんから電話。
来週、先生も楽しみにしとるでぇ~の連絡だったから驚きました。
そんなこんなのハチャメチャが今も続いていることが恐ろしい?。
クロンヌは、クラウン、グルマンはグルメの語源を持つ言葉でしょう。
命名したご当人に今度確認しておきます。
そこに
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