HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ノブドウ(野葡萄)

2023-10-05 | 秋 樹木 果実・葉

▲ カキとクリの果実が見える。ノブドウの果実もぶら下がっている。▲

ここのノブドウは緑と白しかないですね、虫こぶにはならなかったのかなぁ~と問われた。

もうかなり以前から、ノブドウの果実の色変わりは虫こぶ…説は否定されている。
否定とまでは言えないけれど、色変わりイコール虫こぶと言うことは少なくなった。
そう感じているのだけれど、やはり今でも虫が入り込んだせいだと言う人は多い。
おまけに緑から順に色変わりしてゆくことを幾つもの画像で示して「カラフルです…」と悦に入る人も多い。
それぞれの楽しみの範囲だから異を唱えることはナンセンス。
ただはっきりしているのは、その色変わりの順が不定だと言うこと。
必ず緑色の次は何色、それから順に何色までなどと言うことはあり得ない。
何か所もの果実を集めて「カラフルでしょう?」というのが常識の範囲になっている。

幾つもの「雑草図鑑」には画像入りで解説が為されているのだけれど
それぞれに解説者・撮影者が同じものを見て書いているとは感じない。
それほどに自然の中では理屈通りに進まないのが普通だと言うことだ。

 

 




 
(2023.09.11 北王子町)

 

 

 
▲ 果実の先端部分が尖っているように見える。
すわ、虫こぶ?? そんな単純なものでもない。しっかりと種子が育っている。▼
 
(2023.09.26 伊川谷町)

 
▲ 育つ場所によっては色とりどり どの色から変化するか?など、熱心な人も多いけれど
規則性は見いだせるのだろうか。▼
 
ノブドウ(野葡萄) ブドウ科ノブドウ属 Ampelopsis glandulosa var. heterophylla
(=Ampelopsis glandulosa var. brevipedunculata
キレハノブドウ(切葉野葡萄) Ampelopsis glandulosa var. heterophylla f. citrulloides
葡萄とは違って食べられない、時には有毒…と書かれている。
毒があって食べられないのではない。食べようなどと感じないだけのことだ。
(2023.10.03 明石公園)

 
▲ ㊧キレハノブドウの葉  ㊨キンバネチビトリバ ▲
--------------------------------------------------------------
ノブドウ2023 果実2023 ノブドウ2011 ノブドウ・ヒメジョオン2020
ブドウトリバガ2011 キンバネチビトリバ2022

ブログ記事一覧-HAYASHI-NO-KO (goo.ne.jp)


コメント    この記事についてブログを書く
« チョウジタデ(丁字蓼) | トップ | イタドリ(虎杖、痛取)ベニ... »

コメントを投稿

秋 樹木 果実・葉」カテゴリの最新記事