Part 3 とっても素敵な詩人の死 記事とビデオの紹介
人生いろいろ 生死もいろいろ
でも素敵な詩人長田弘さんの生き方死に方でした。
亡くなる前日にインタビューに応じるってすごい生き方、逝きかたです。
記事とビデオの紹介です。
生きる勇気、生きる喜びが沸いてきます。希望が出てきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/06/5552ba845228bd6aa858e15dcd1bfddd.jpg)
詩人長田弘さん:戦争や災害の後、失われた日常に気づく… 毎日新聞 2015年05月17日 00時12分(最終更新 05月17日 12時22分)
亡くなる前日、最後のインタビューに応じる詩人の長田弘さん=東京都内で2015年5月2日、竹内幹撮影
5月3日、胆管がんのため75歳で亡くなった詩人の長田弘さん。逝去の前日、毎日新聞のインタビューに応え、刊行されたばかりの「長田弘全詩集」(みすず書房)に託した思いを語った。これを集大成に半ば死を覚悟し、残された時間を自分のために使いたいとして、取材に応じてくれたのだろうか。【井上卓弥】
2日午後、東京都内のお宅を訪ねた。ソファに腰掛けた長田さんはじっと目に見えない何かを見つめるように、一語ずつ話し始めた。「最近、愛国心という言葉がよく使われますね。でも、パトリオティズムという外国語は、欧米では生活様式への愛着を指す言葉です。何か高揚したナショナリズムのように、愛国心と訳すのは正しくないと思うんです」
長田さんが残された時間と力を注いで書き下ろした「全詩集」巻末の「場所と記憶」には、こうある。
<パトリオティズムというじぶんにとっての詩の変わらぬ主題……。パトリオティズムとは「日常愛」のことだ。「愛国心」とする日本語は当たらない。……パトリオティズムは宏量(こうりょう)だが、ナショナリズムは狭量だ。>
「日常愛」とは何か。「それが生活様式への愛着です。大切な日常を崩壊させた戦争や災害の後、人は失われた日常に気づきます。平和とは、日常を取り戻すことです」。時折、声を詰まらせながらも、絞り出すように話し続けた。
長田さんは1960〜70年代、アウシュビッツやスペイン市民戦争(36〜39年)の痕跡を訪ねている。先の大戦で大きな空襲被害を免れた故郷・福島は4年前、戦後最大の震災に見舞われた。
「場所と記憶」にはもう一つ、詩人の原点を示す一節がある。
<一九六〇年、詩を書きはじめる。……第一次大戦で戦死したウィルフレッド・オウエンの詩を知り、オウエンの「詩はpityのうちにある」という詩に対する態度に、決定的な影響を受ける。>
82年刊行のエッセー「私の二十世紀書店」もオウエンの詩で締めくくられていた。「大戦終結の1週間前、25歳のオウエンは西部戦線で亡くなりましたね。pityは普通、哀れみと訳されますが、私は失われたものへの愛情と考えてきました」。しばらく黙ったまま、33年前の本に視線を落としていた。
詩人:長田弘さん死去、75歳 評論や児童文学でも活躍 毎日新聞 2015年05月10日
現代を代表する叙情詩人として知られ、かけがえのない日常への思いを書き続けた長田弘(おさだ・ひろし)さんが3日、胆管がんのため死去した。75歳。葬儀は近親者で営んだ。喪主は長男敦(あつし)さん。
福島市出身。1963年、早稲田大第1文学部独文科卒。在学中から詩誌の編集に携わり、65年に詩集「われら新鮮な旅人」でデビュー。70年代初頭、米アイオワ大国際創作プログラムに客員詩人として招かれた。
平易でやわらかな言葉で現代社会のありようを捉えた詩作の一方、評論や本に関するエッセー、児童文学、翻訳書など幅広い分野で活動を続けた。95年から17年間、NHKテレビ「視点・論点」にも出演した。
82年「私の二十世紀書店」で毎日出版文化賞、98年「記憶のつくり方」で桑原武夫学芸賞、2000年「森の絵本」で講談社出版文化賞をそれぞれ受賞。09年には詩集「幸いなるかな本を読む人」で詩歌文学館賞、10年にも詩集「世界はうつくしいと」で三好達治賞を受賞した。
故郷を襲った東日本大震災と福島第1原発事故の前後に書かれた最後の詩集「奇跡−ミラクル−」で13年度毎日芸術賞を受賞。闘病生活を続けながら、「長田弘全詩集」(みすず書房)をまとめ、4月末に刊行したばかりだった。
◇世界をとらえ続けた人生の旅人
詩人の城戸朱理さんの話 長田弘さんほど優しい言葉で、世界の秘密や人生の機微を語った詩人はいない。詩人は、その出発から、新鮮な目で世界をとらえ続けた人生の旅人だった。
そしてこのビデオがいいです。
https://www.youtube.com/watch?v=lWQDpXABsRs
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/77/85234981cd29ffa29e02431e63e2a7d9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ff/a7a711acb0dcc33d0800acd017ab0d74.jpg)
3回目の休憩
午後7時52分
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でも素敵な詩人長田弘さんの生き方死に方でした。
亡くなる前日にインタビューに応じるってすごい生き方、逝きかたです。
記事とビデオの紹介です。
生きる勇気、生きる喜びが沸いてきます。希望が出てきます。
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詩人長田弘さん:戦争や災害の後、失われた日常に気づく… 毎日新聞 2015年05月17日 00時12分(最終更新 05月17日 12時22分)
亡くなる前日、最後のインタビューに応じる詩人の長田弘さん=東京都内で2015年5月2日、竹内幹撮影
5月3日、胆管がんのため75歳で亡くなった詩人の長田弘さん。逝去の前日、毎日新聞のインタビューに応え、刊行されたばかりの「長田弘全詩集」(みすず書房)に託した思いを語った。これを集大成に半ば死を覚悟し、残された時間を自分のために使いたいとして、取材に応じてくれたのだろうか。【井上卓弥】
2日午後、東京都内のお宅を訪ねた。ソファに腰掛けた長田さんはじっと目に見えない何かを見つめるように、一語ずつ話し始めた。「最近、愛国心という言葉がよく使われますね。でも、パトリオティズムという外国語は、欧米では生活様式への愛着を指す言葉です。何か高揚したナショナリズムのように、愛国心と訳すのは正しくないと思うんです」
長田さんが残された時間と力を注いで書き下ろした「全詩集」巻末の「場所と記憶」には、こうある。
<パトリオティズムというじぶんにとっての詩の変わらぬ主題……。パトリオティズムとは「日常愛」のことだ。「愛国心」とする日本語は当たらない。……パトリオティズムは宏量(こうりょう)だが、ナショナリズムは狭量だ。>
「日常愛」とは何か。「それが生活様式への愛着です。大切な日常を崩壊させた戦争や災害の後、人は失われた日常に気づきます。平和とは、日常を取り戻すことです」。時折、声を詰まらせながらも、絞り出すように話し続けた。
長田さんは1960〜70年代、アウシュビッツやスペイン市民戦争(36〜39年)の痕跡を訪ねている。先の大戦で大きな空襲被害を免れた故郷・福島は4年前、戦後最大の震災に見舞われた。
「場所と記憶」にはもう一つ、詩人の原点を示す一節がある。
<一九六〇年、詩を書きはじめる。……第一次大戦で戦死したウィルフレッド・オウエンの詩を知り、オウエンの「詩はpityのうちにある」という詩に対する態度に、決定的な影響を受ける。>
82年刊行のエッセー「私の二十世紀書店」もオウエンの詩で締めくくられていた。「大戦終結の1週間前、25歳のオウエンは西部戦線で亡くなりましたね。pityは普通、哀れみと訳されますが、私は失われたものへの愛情と考えてきました」。しばらく黙ったまま、33年前の本に視線を落としていた。
詩人:長田弘さん死去、75歳 評論や児童文学でも活躍 毎日新聞 2015年05月10日
現代を代表する叙情詩人として知られ、かけがえのない日常への思いを書き続けた長田弘(おさだ・ひろし)さんが3日、胆管がんのため死去した。75歳。葬儀は近親者で営んだ。喪主は長男敦(あつし)さん。
福島市出身。1963年、早稲田大第1文学部独文科卒。在学中から詩誌の編集に携わり、65年に詩集「われら新鮮な旅人」でデビュー。70年代初頭、米アイオワ大国際創作プログラムに客員詩人として招かれた。
平易でやわらかな言葉で現代社会のありようを捉えた詩作の一方、評論や本に関するエッセー、児童文学、翻訳書など幅広い分野で活動を続けた。95年から17年間、NHKテレビ「視点・論点」にも出演した。
82年「私の二十世紀書店」で毎日出版文化賞、98年「記憶のつくり方」で桑原武夫学芸賞、2000年「森の絵本」で講談社出版文化賞をそれぞれ受賞。09年には詩集「幸いなるかな本を読む人」で詩歌文学館賞、10年にも詩集「世界はうつくしいと」で三好達治賞を受賞した。
故郷を襲った東日本大震災と福島第1原発事故の前後に書かれた最後の詩集「奇跡−ミラクル−」で13年度毎日芸術賞を受賞。闘病生活を続けながら、「長田弘全詩集」(みすず書房)をまとめ、4月末に刊行したばかりだった。
◇世界をとらえ続けた人生の旅人
詩人の城戸朱理さんの話 長田弘さんほど優しい言葉で、世界の秘密や人生の機微を語った詩人はいない。詩人は、その出発から、新鮮な目で世界をとらえ続けた人生の旅人だった。
そしてこのビデオがいいです。
https://www.youtube.com/watch?v=lWQDpXABsRs
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3回目の休憩
午後7時52分
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