パナソニックモバイルコミュニケーションズは１６日、携帯電話事業に関する説明会を開き、２０１１－１２年にかけて国内外でスマートフォンを販売すると発表した。
一度撤退した海外への再進出などをテコに、１５年度に携帯電話全体で０９年度の約３倍の１５００万台販売を目指し、そのうち４分の３をスマートフォンにする考え。
●海外再進出も
パナソニックモバイルは、１１年前半に米グーグルの基本ソフト（ＯＳ）「アンドロイド」を搭載したスマートフォンを国内市場に２機種以上投入する。
海外では１２年前半に現地の通信会社と組んで再進出する考えで、対象地域は今後詰める。
脇治社長は、スマートフォンについて「日本市場でここまで早く普及するとは恩わなかった。予想を見誤った」と述べて、シャープなど各社に対してマートフォン戦略で出遅れたことを認めた。
１５年度の携帯電話の販売目標１５００万台のうち約半分を海外での販売と想定。ＮＴＴドコモが年内にサービスを開始する次世代携帯電話サービス「ＬＴＥ」の対応機種の開発も急ぐ方針。
【記事引用】 「日本経済新聞／２０１０年１１月１７日（水）／９面」
「日経産業新聞／２０１０年１１月１７日（水）／３面」
