パナソニック・モバイルコミュニケーションズは2月21日、欧州向けのAndroidスマートフォン「ELUGA」(エルーガ)を発表した。同社の海外事業は2005年に一度撤退しており、今回発表されたELUGAで欧州市場への再参入を図る。
ELUGAは、NTTドコモの「Disney Mobile on docomo P-05D」、「P-04D」、ソフトバンクモバイルの「102P」のベースになったグローバルモデル。
現地での発売は4月頃の予定で、オペレーターなどはまだ発表されていない。
●スリムなラウンドフォルム
4.3インチのQHD(960×540ピクセル)有機ELを搭載したボディは、防水・防塵仕様で、サイズは厚さ約7.8ミリ、幅約62ミリとスリムなラウンドフォルムを実現した。
カメラには820万画素の裏面照射型CMOSを搭載した。また、薄型テレビ「VIERA」やブルーレイ・ディスクレコーダー「DIGA」とのDLNA連携など、パナソニック製品との連携機能も備える。
国内向け3モデルとの共通点が多いが、NFCの搭載や対応周波数など、グローバルモデルとしての違いがある。
ボディカラーは、シルバーとブラックの2色を用意。OSはAndoroid2.3.5だが、夏以降にAndroid4.0へのアップデートを提供する。
ELUGAのコンセプトは、「ユーザーの快適で楽しい暮らしのため、洗練された上質なポータブルデザインと、ネットワークサービスを提供する」というもの。
またブランド名も、Elegant design(洗練された上質なデザイン)/User oriented(ユーザーのために)/Gateway for networking service(ネットワークサービスへの扉)から取られた。
ELUGAは、スペイン・バルセロナで2月27日から始まる「モバイル・ワールド・コングレス2012」に出展される。
【記事引用】 「ITmedia+Dモバイル/2012年2月21日(火)」