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4-6月期世界スマートフォン出荷台数シェア、アップルが首位に 低迷するノキア、3位に後退

2011-08-15 | 市場動向/世界



 米調査会社IHSアイサプライによると、4-6月(第2四半期)の世界のスマートフォン出荷台数は前年同期比81.6%増、前期比7.5%増の1億1040万台。

 メーカー別では、米アップルが前年同期比142.2%増の2034万台を記録し、初めて首位に立った。


●低迷するノキア

 前期までトップだったフィンランドのノキアは3位に後退した。ノキアの出荷台数は前年同期比30.4%減の1670万台で、欧州、中国での落ち込みが目立った。

 「iPhone」やアンドロイドOS搭載端末との競争が激化しているほか、「シンビアン」から「ウインドウズ・フォン」への主要プラットフォーム移行の過渡期にあることが響いた。

 低迷するノキアを追い抜いたのは、アップルだけではない。韓国のサムスン電子も前年同期比600%増の1960万台と著しい伸びを示し、2位に食い込んだ。

 前期3位のカナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)は、4位に後退。「アンドロイド」ベースの端末で急成長を遂げている5位の台湾のHTCとの差は、わずか1.2%となった。

 アイサプライでは、11年のスマートフオン出荷台数を前年比62.4%増の4億7800万台、携帯電話市場全体の伸びを同13.5%増と予想している。


<4-6月期世界スマートフォン市場出荷台数シェア>
※カッコ内は前期シェア

 1位 アップル:18.4%(18.2)
 2位 サムスン:17.8%(12.3)
 3位 ノキア:15.1%(23.6)
 4位 RIM:12.0%(14.4)
 5位 HTC:10.8%(9.4)
 6位 モトローラ:4.0%(4.0)
 7位 シャープ:1.3%(1.3)
 8位 その他:20.6%(16.8)




【記事引用】 「電波新聞/2011年8月10日(水)/2面」


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