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携帯電話の国内出荷、2年連続マイナス 2009年度、98年並みの低水準

2010-05-13 | 市場動向/日本



 電子情報技術産業協会(JEITA)が12日発表した2009年度の携帯電話・PHS端末の国内出荷台数は、前の年度に比べて12.3%減の3142万6000台と2期連続でマイナスとなった。

 同日、電気通信事業者協会が発表した4月末の携帯電話.PHS契約数では、新規契約から解約を差し引いた純増数はソフトバンクモバイルが3力月ぶりに首位に返り咲いた。


●1998年並みの低水準

 09年度の国内出荷台数は3000万台の前半と、普及期の1998年度並みの低水準に落ち込んだ。

 総務省の方針により通信各社が07年、携帯を買い替えやすくする販売奨励金を削減して割賦販売方式を導入した結果、端末の買い替えサイクルが長期化したことが響いた。

 3月の出荷台数は前年同月比2.1%減の284万台。単月としては3カ月ぶりのマイナスとなった。

 一方、4月末の契約純増数はソフトバンクが21万6000件で4月実績としては過去最高。米アップルのスマートフォンiPhoneを中心に販売が好調だった。

 NTTドコモの純増数は15万4500件と2位に転落したが、4月発売のスマートフォン「Xperia(エクスペリア)」が発売後20日弱で10万台の販売を記録するなど、好調を維持している。

 純増数の10万件超えは、5カ月連続。

 KDDI(au)は10万3100件の3位、イー・モバイルは5万8200件の4位だった。会社更生手続き中のウィルコムのPHSは7万4900件の純減で、純減は11カ月連続。




【記事引用】 「日経産業新聞/2010年5月13日(木)/3面」


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