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国産「全部入りスマートフォン」が快進撃 au版iPhoneはトップ10圏外に

2011-12-25 | 市場動向/日本



 携帯販売ランキング(12月12日~12月18日)のキャリア総合では、国産スマートフォンの快進撃が続いている。

 前々回のランキングではシャープのNTTドコモ端末「AQUOS PHONE SH-01D」が首位を獲得したが、今回は富士通東芝モバイルコミュニケーションズのau端末「ARROWS Z ISW11F」が初登場で見事に首位を獲得した。


●全部入りへの高いニーズ

 ARROWS Zはau冬春モデルの中でもハイスペックを売りにするモデル。デュアルコアCPUによる処理能力の向上に加え、薄型、防水、おサイフケータイやワンセグ、さらには3GとWiMAXの両対応と、充実した機能を備える。

 また、3位に入っているAQUOS PHONE SH-01Dもまた、基本性能の高さやおサイフケータイなどの日本向け機能をしっかり押さえたモデル。

 こうした端末が続けざまに上位を獲得したのは、やはり“全部入りスマートフォン”への高いニーズがあったからだろう。

 さらに今回はほかにも新モデルが続々とトップ10に入ってきている。ドコモの高速通信サービス「Xi」に対応した「ARROWS X LTE F-05D」は初登場で4位にランクイン。

 また、同じくXi対応のスマートフォン「Optimus LTE L-01D」は初登場6位という結果になった。

 こうしたアンドロイド端末新モデルの投入を受け、「iPhone4S」の順位もだいぶバラけてきた。最高位は2位のソフトバンクモバイル版16Gバイトモデルで、次が5位の同32Gバイトモデルとなった。

 この他のモデルはトップ10圏外となり、au版に関しては全モデルがトップ10から姿を消した。

 ドコモのランキングは、「AQUOS PHONE SH-01D」が3週連続で首位を獲得した。さらにXi対応の2モデル「ARROWS X LTE F-05D」「Optimus LTE L-01D」が初登場で2位、3位にランクイン。

 続く4位の「GALAXY S Ⅱ LTE SC-03D」もXi対応モデルで、上位5モデル中3モデルがXi端末という結果になった。

 前回初登場で7位にランクインした物理キー搭載スマートフォン「AQUOS PHONE slider SH-02D」はトップ10圏外に姿を消したほか、大容量バッテリー搭載の「MEDIAS PP N-01D」、「GALAXY NEXUS SC-04D」もトップ10圏外となっている。


●初登場で首位獲得

 auのランキングでは、ハイスペックな新モデル「ARROWS Z ISW11F」が初登場で首位を獲得した。在庫が予約分でなくなり、発売日に店頭販売ができなかった店舗もあった模様。

 ソフトバンクモバイルのランキングは、冬春モデルの上位機種「AQUOS PHONE 102SH」が初登場で5位を獲得した。

 ULTRA SPEEDに対応し、防水、大画面、デュアルコアCPU、おサイフケータイやワンセグの搭載と、“全部入り”的な特徴を持つスマートフォン。




【記事引用】 「+D mobile/2011年12月24日(土)」


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