米調査会社ガートナーがこのほど発表した10年の世界の携帯電話エンドユーザー向け販売台数は、前年比31.8%増の15億9680万台だった。
このうち、スマートフォンの販売台数は同72.1%増の2億9665万台で、携帯電話全体の19%を占めた。
●RIM・アップル躍進
ベンダー別では、フィンランドのノキアが販売台数4億6132万台で、シェア28.9%を占めて首位。2位は韓国のサムスン電子で17.6%、3位は韓国のLGエレクトロニクスで7.1%。
上位3社は前年と順位は同じだったが、ともに前年よりシェアを落とした。
一方、4位にはカナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)、5位には米アップルがランクイン。両社ともにスマートフォンが好調で、シェアをそれぞれ前年比0.2ポイント増の3%、0.8ポイント増の2.9%に拡大した。
前年4位の米モトローラは7位に、同5位の英ソニー・エリクソンは6位に転落した。
スマートフォンのOS別シェアは、シンビアンが37.6%で首位を維持したが、シェアは前年より9.3ポイント減少。一方、2位のアンドロイドは、販売台数が前年の10倍近くに増え、シェアを22.7%とした。
3位はRIMで、16%だった。
<世界の携帯電話販売台数シェア(2010年)>
1位 ノキア:28.9%
2位 サムスン電子:17.6%
3位 LG電子:7.1%
4位 RIM:3.0%
5位 アップル:2.9%
6位 ソニー・エリクソン:2.6%
7位 モトローラ:2.4%
8位 ZTE:1.8%
9位 HTC:1.5%
10位 華為技術:1.5%
11位 その他:30.7%
【記事引用】 「電波新聞/2011年2月17日(木)/2面」