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ソニー・エリクソン、4-6月期4四半期連続の赤字 販売台数大幅減

2009-07-23 |  ソニーモバイル



 欧州の携帯電話機大手の業績悪化が長引いている。

 ソニー・エリクソンが16日発表した2009年4-6月期決算は、最終損益が2億1300万ユーロ(約280億円)の赤字(前年同期は600万ユーロの黒字)だった。

 最終赤字は、4四半期連続。


●価格下落止まる

 携帯電話機最大手のノキアは最終黒字を確保したものの、前年同期比66%の大幅な減益となった。

 ソニー・エリクソンの売上高は、同40%減の16億8400万ユーロ。携帯電話機の出荷台数が同43%減の1380万台に留まるなど、販売台数の大幅減少が響いた。

 平均単価は122ユーロと前年同期の116ユーロから大幅に改善しており、価格下落はひとまず止まった模様。

 一方、ノキアは5期連続の減益ながら、3億800万ユーロの最終黒字を確保した。売上高は同25%減の99億1200万ユーロに落ち込んだ。


●業績改善の兆し

 販売台数や販売単価の減少が続いているが、今年後半には世界の携帯電話機市場の回復が見込まれており、両社とも業績改善の兆しはみえる。

 中国などが牽引役となり、世界販売がすでに最悪期を脱したとみている。





【記事引用】 「日本経済新聞/2009年7月17日(金)/7面


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