携帯電話業界ブログ

── ケータイ業界関連の記事集.

ソニー、ソニー・エリクソンを100%子会社化 映像・音楽の配信サービスとハードの組合わせ戦略を加速 

2011-10-28 |  ソニーモバイル



 ソニーのハワード・ストリンガー会長兼社長は27日、英ロンドンから日本経済新聞社の電話インタビューに応じた。一問一答は以下の通り。

――ソニー・エリクソンを100%子会社に切り替えるメリットは。

 ソニー・エリクソンが手掛ける研究開発や、マーケティング活動、販売活動などを(ソニー本体の)消費者向けビジネスと統合することで新たな好機が生まれる。

 今回の子会社化で「4スクリーン(4つの画面)」戦略に必要なすべてのピースが埋まる。

 今冬には「5つ目の画面」となる新型携帯ゲーム機も発売する。すべての端末を手にすることで、映像や音楽の配信サービスとハードを組み合わせる戦略を加速する。


――ソニー・エリクソンの開発力はスマートフォン以外にも活用するのか。

 平井一夫副社長らを中心とするタスクフォースを組んで、あらゆる可能性を模索する。スマートフォン市場は動きが速く、戦略選定には時間をかけない。タブレット端末などの開発は優位になるだろう。


――スマートフォンでは、米アップルや韓国サムスン電子が高シェアを持つ。

 今後はネットサービス、コンテンツ、ソフト開発力を組み合わせてハードの優位性を高める。例えばソニーは映画会社を傘下に持ち、映像配信では新作を提供できる。スマートフォンなどの力メラの画像センサーでも優位性がある。




【記事引用】 「日本経済新聞/2011年10月28日(金)/3面」


最新の画像もっと見る