荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

シンプルの巻、みたび。

2013年07月16日 | 華麗な生活に極めたシンプルを
頓挫していた部屋のシンプル化計画・断捨離計画がふたたび稼動しはじめました。

原発再稼動に比べれば平和、且つ安全な稼動です。

さて、処分したモノのうち、大物ですと食器棚。

幅1000・奥行450・高さ1900というサイズで、我が家にデンと鎮座している家具の中でもベッド・ソファと双璧をなす大物であります。

他にはと申しますと、ユニクロのジャケット一着・ブランド袋いっぱい・シーリング照明・食器などテーブル周り・古い日記・お世話になったDVDたち・・・。

一方、売却部門といえば、大黒屋にブルガリとディーゼルの腕時計とグッチのネックレスを売りに行きました。計46,500円也。

また、別の買取店では3年前、サンクトペテルブルグで買った毛皮を売りました。2,000円也。

かの地で購入した際は日本円で60,000円位だったのですが、オトコ物の毛皮なんぞ需要がないので買取価格がつかないのが現状らしいです。

尤も、女性用のミンクのロングでもせいぜい10,000円程度の買取価格だそうです。

それにしても大物を処分しますと、まことに気持ちが良いですな。

一気に断捨離が進んだ気がします。

次の処分は、勢いで買ってしまったイタリアのCASAMANIA社のブックシェルフ・石油ファンヒーター辺りがターゲットでしょう。

但し、このCASAMANIA社のブックシェルフが我が家からなくなりますと、腕時計などちょっとした小物を置く場所がなくなってしまうのです。

これは結構困るんですよね。

まぁ、小物もぜーんぶ処分しちまえば良いのでしょうが。

でも、服が捨てられないんだよなぁ・・・。

食器棚ビフォーアフター。



お世話になったDVD



イタリアのCASAMANIA社のブックシェルフの上部。ブルガリのコロンのビンもこの際捨てました。


探偵物語の巻。

2013年07月15日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




日本の探偵ドラマが好きです。

最近ですと【探偵はBARにいる】はなかなか面白く観る事が出来ました。

こういった探偵モノのパターンはほとんど完成しております。

美女に弱いが、困ったヒトを放っておけず、諸々こだわりのある主人公の探偵。一癖も二癖もある情報屋や協力者。探偵の周りをウロつくIQが低そうなオンナ。探偵を目の仇にしている刑事・・・等々。

萩原健一主演【傷だらけの天使】でスタートしたそんなパターンを、更に推し進めたのが松田優作主演【探偵物語】です。



僕は知り合いから松田優作ファンと思われておりますが、それは間違いで、あくまで探偵物語ファンなのです。

松田優作演じる工藤俊作のファッションや愛車・べスパ、火炎放射器の様なライター、といった外的要因は勿論、アドリブ全開のストーリー、SHOGUNの音楽、決して忘れる事が出来ない次回予告、全てが新しいものでした。

工藤ちゃんの探偵事務所があった千代田区神田淡路町の同和病院もなんとも赴きのある建築でした。

スマスマで木村拓哉がパロディーを演じた時点では、まだ同和病院は健在でしたが惜しくも1998年に解体となってしまいました。もう15年も前か・・・。

さて、松田優作の死亡シーンといえばジーパン刑事の最期がつとに有名ですが、工藤ちゃんの最期もなかなかのものでした。

この時、劇中で流れていたダウン・タウン・ブギウギ・バンドの名曲【身も心も】は今でも僕の十八番です。

割と近年、メディコム・トイから発売された工藤俊作フィギュアも黒スーツ・白スーツの両方とも買っちゃいました。

尤も4年前、生活に困窮した為にまんだらけに売ってしまいましたが。



TVドラマが終了したその数年後【探偵物語】が松田優作主演で映画化されるという噂をキャッチしました。

僕は熱狂雷舞、もとい狂喜乱舞したものです。

工藤ちゃんが帰って来る!

しかしながら日毎映画情報が入って来るのですが、どうも様子がおかしい。

んで、いざフタを開けてみますと・・・なーんだ、赤川次郎の別作品の映画化か・・・。

ガックリしました。まぎらわしい事この上ない。





息子たちふたりも探偵を演じておりますが、今ふたたびこのテの作品が生まれる事を強く望みます。


刑事物語の巻。

2013年07月14日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを
僕はあんまり素の武田鉄矢が好きではありません。

トーク番組に出て『オレってトークいけんだろ?』って感じがどうも。

とはいえ、俳優としては結構好きなんですよね。

様々な役柄を演じている武田鉄矢ですが、もっとも好きなのが【刑事物語シリーズ】の片山元役です。

キャリアでもないヒラ刑事・片山元が、ニッポン全国各所の警察署を転々としながら事件を解決する、といった【刑事版・男はつらいよ】といったおもむき。

木製ハンガーをヌンチャクの様に使用し、悪人を追いつめるアクションが有名です。

僕の伯父貴が東宝の株主だったので、貰った株主優待券で第1弾を観に行ったのがそもそもの始まりでした。

シリーズ全5作が製作されておりまして、第4弾【刑事物語 くろしおの詩】以外は全て劇場で鑑賞しております。

とくに第2弾【刑事物語2 りんごの詩】は名作の誉れ高い作品です。

ラストの『男は強くならなければ、大好きな人はみんな遠くにいってしまうんだぞ!』と言いながら、たけし少年をドつくシーンは涙なしでは観られません。

第3弾【刑事物語3 潮騒の詩】は沢口靖子のデビュー作であります。

【東宝シンデレラ】の第1回グランプリを受賞したご褒美出演でありました。おまけに挿入歌迄唄っております。

勿論、ついこないだ迄トーシロだったので当り前っちゃあ当り前なのですが、ひでぇ芝居と歌唱力です。

今も昔もずーっと思っているのですが、このヒトの顧客ってどんな層なのでしょうね。

さて、シリーズは鈴木保奈美の銀幕デビュー作・第5弾【刑事物語5 やまびこの詩】をもって終了します。

おおむね、1年に1回の割合で上映されたこのシリーズ、基本的トーンは各作品変わりないという印象でありましたが、ある時、木曜洋画劇場で第1弾が、そしてゴールデン洋画劇場で第5弾が同じ週に放映された事がありました。

観比べたところ、あまりのトーンの違いに愕然としました。

終始明るい第5弾にくらべて、第1弾の暗い事暗い事。

いきなり、ろうあのトルコ嬢の登場なんて軽薄短小の80年代の作品とは思えませんね。

片山元はそのトルコ嬢に恋をするのですが、やはりろうあの男・田中邦衛に取られてしまうんです。

この時の田中邦衛の芝居が凄かった。

話しは変わりますが、その昔【LOVE LOVEあいしてる】に今田耕司がゲスト出演した際、LOVE LOVEな歌として唄ったのが、このシリーズの主題歌【唇をかみしめて】でした。

この歌は奥田民生も歌っています。

ドラマ【ナサケの女~国税局査察官~】でもハンガーヌンチャクを披露したそうですが、是非観てみたいです。YouTubeにアップされないかなぁ。



当時の前売りチケットの半券が残っていました!