今年は北海道に行く機会が何度かあり、その際には移動手段としてレンタカーを使うことになる(JRは本数が少なくて使いにくい)。
レンタカーはいろんな会社があるが、オリックスレンタカーやタイムズレンタカー(旧マツダレンタカー)を使う事が多い。
今年の6月と10月に北海道に行った際に借りたレンタカーは、両方ともホンダのハイブリッドだったので、報告。
北海道の都市部以外を走る場合、一般道でも信号が少なく、60km~70kmくらいで巡航出来る。高速は、田舎の方は80k規制が多いため、一般道も高速もあまり変わらないかもしれない。
6月に、帯広空港で借りたのはホンダのフリードハイブリッド。
燃費は21.8km/L。
実際に500km走った結果は20km/Lくらいだった(写真下)ので、ほぼカタログ表示どおり。
この車、トヨタのハイブリッドと違って、モーターのみの走行をしない。
いつもエンジンが回っており、エンジンとモーターを切り離すことは出来ないらしい。なので、あまりハイブリッドらしくない。
ただ、瞬間燃費計を見ていると、50kmくらいで走っている時にエンジンへの燃料供給をカットしている様子はある。
走っていて気づいたのは、高速になると燃費が悪くなること。この車は後ろが絶壁のようになっているため、空気抵抗がかなり大きそうな形をしている。高速になるとドラッグ(後ろから引っ張るような抵抗)が発生するためか、高速を90kmくらいで巡航している際の瞬間燃費計の表示は18km/Lくらいになってしまう。一方、一般道を50kmくらいで走っている時には瞬間燃費は25kmくらい。
で、平均すると20kmくらいになったということか。
10月に旭川空港で借りたのは、9月に出たばかりのフィットハイブリッドの新型。
これは、カタログ燃費がなんと36km/L。
実際にはどうだったかというと、1000km近く走った際の平均燃費は、25km/L程度だった(写真上)。
フリードと違って、新しいフィットは、発進時には(アクセルをゆっくりと踏むと)モーターのみで動き出す。
で、走っている時にもエンジンを止めてモーターのみで走ることもある。
今回の行程は、自動車で走る際にこれ以上燃費は良くなり得ないというくらい、渋滞がなく、飛ばさず、普通の車であれば最も効率の良い走り方だったと思う。それなのにカタログ表示の2/3しかいかないというのはどういうことだろうか。
カタログ燃費を出すには、燃費計速のJC08モードと同じように、ものすごくゆっくりと(なるべくエンジンがかからないように)加速する必要があるのだろう。
これはプリウスでも同じだが、ハイブリッドの場合、カタログ燃費を良くするために、JC08モードと同じ走り方をした際に最も燃費がよくなるようにチューニングされているという噂がある。
JC08モードの加速で、時速40kmまで18秒とか、普通ありえないくらい遅い。たぶん、ハイブリッドではこのくらいの加速だとエンジンがかからずモーターのみで加速出来るのだろう。
街中にうじゃうじゃいるプリウスは、そのほとんどがトロい。たぶん、トロい人が乗っているのか、燃費をよくしようとエンジンがかからないように細心のアクセルワーク?を遂行しているのだろう。
お願いだから、邪魔なのでやめてほしい。
ところで、外国車の場合にはカタログ燃費以上の実燃費が出ることは普通にある。日本のJC08モードチューニングなんてやっていないだろうから。