岩手県一関市東山町 農家民宿三澤

岩手県一関市東山町
日本百景猊鼻渓(げいびけい)のある町の里山の古民家民宿で、只今、奮闘中です!

古民家の大屋根の柱組みと台所!

2010年08月09日 | 古民家

Dscn0519_251 昔は茅葺でしたが、今はもう面影はありません。

改修工事の時に親戚が集まって「結の力」で大屋根の茅の外し方でした。

30年以上前の話です。

大勢で一日の作業でした。

屋根裏には、差し萱が残っていました。

奥州市の「正法寺」は、茅葺で日本一のお寺ですが、使わない茅を使って戴いています。何処に使用したかは定かではないです。

今も、保温材として屋根裏に残っています。

以前は、もっと高さがありましたが、合掌造りで残すために、当時と同じ様に柱の骨組みを残しています!

上に行くほど柱が太くなっています。「職人の技」を見る事が出来ます!

Dscn0523_259_2

台所です。

再改修後にシンク他の厨房用具は業務用にしました。

中華用のガス器具もありますので、美味しい料理を作って見ませんか!

Dscn0522_258_2 欅(けやき)の一枚板の引き戸ですが、今年も、拭き掃除はしていませんが周囲は掃除しています。

大黒柱と10m以上の梁が振り子のように動き、地震の時は中に居る様に言われています!

一番下に、農作業に行く時に使った「鉄製の輪」があります。

子供を守るために身体に危ない場所に行かない様に紐で調整して「えんつこ」(子供がすっぽり入る藁細工の籠)に入れて安心して農作業をしたのでしょうね。

「残っていたか!」と懐かしむ伯父がいます。

台所と大屋根の柱は、ミスマッチに見えますが柱組みがまだ主役です!

(古民家の柱組みは、古人の知恵の塊(かたまり)です!)


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