日本百景 名勝 猊鼻渓の深緑の季節の到来です。
夫婦岩が緑色の木の葉で鮮やかです。
鳥達の囀(さえず)りと観光客の方々の笑いで声で賑わっています。
今年は、猊鼻渓命名100年です。
今日も、イベントが夜まであります。
佐藤猊厳翁「猊鼻渓」命名百年祭
猊鼻渓開発の祖
「洞潭猊厳父子闡幽詩碑」が、東山町長坂商店街の中程にあります。
佐藤猊厳(げんがん)[1862~1941]長坂に生まれ、生涯の功績の中でも、猊鼻渓の開拓は第一に挙げられ、当時、ほとんど知られていなかった猊鼻渓を優れた漢詩で、世に紹介しました。
計り知れない私財を投じて、洞潭(どうたん)父子の努力のかいあって、大正14年、猊鼻渓は国の名勝指定を受けました。
猊鼻渓を思う時、忘れてはならない「猊厳翁の漢詩」です。
詩碑の写真は、5月の桜の頃の撮影です。
眩しい5月の日差しの中、舟が下って行きます。
砂鉄川の渓谷を、船頭さんの案内で舟が、ゆっくり上がって来ます。
藤の棚の回廊の見頃は、もう少し先の様です。
木々の藤の花は、咲き始まっています。
2kmの舟旅で様々な藤の花が楽しめる季節です。
5月の渓谷は、涼風が肌を清め、眼下、約100mの景色も爽やかに感じます。
見事な深緑の渓谷の美です。
竿差す船頭さんのは、刻々変わる川を朝に点検しているそうです。
いつも舟の進む方向を頭の中に入れて竿を川底に入れていると聞いてます。
岩の間に咲いた野草を見て、冬の景色を思い出しました。
花々に癒されます。
今年も、ライトアップされます。
深山渓谷の夜間の岩肌の美しさが楽しめます。
渓谷の木立の中に見える瀬が流れを変えているようですが、大自然の中では浸食の一つに過ぎないのですね。
季節は、萌黄から一気に深緑に変わって行きます。
清々し空気が辺りを覆っています。
(猊厳翁が、猊鼻渓と命名して100年目の春です!)