ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

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金融データ 不正即時検知 大型汎用機で…

2014-10-16 23:26:31 | NewsPaper
昨夜に移動して今週も出張の日々です
それにしても、昨夜品川に降り立った時の
寒さにはビックリしたものです
秋はどこに行った!?というところでしょうか


さて、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『金融データ 不正即時検知
 日本IBM、大型汎用機で』

日本IBMがメインフレーム(大型汎用機)で
金融データなどをオンライン処理する際に
不正検知が同時にできるソフトウェアを発表した

という記事

これは、クレジットカード決済時にこの新ソフトを使えば
データがメインフレームに届いた時点で瞬時に不正な取引かどうかを
確かめることができるというもの

カード決済時に間違った暗証番号が入力されると
契約者のスマホに即座に通知を送ることができ
紛失時の不正利用などの被害を減らせるというもの


さて、これをわざわざメインフレームというわけです
記事曰く、PCサーバなどの低価格サーバーでも同様の処理は可能ではあるが
決済データをメインフレームから送信する処理などに時間がかかるため
対応が遅れる可能性があるのだとか…

たしかにメインフレーム内での処理だけで一貫するのならば
比較的処理が速いともいえるでしょうか

とはいえ、こういったIBMのメインフレームの売り方があるかぁ
と感心するもの次第です
IBM自体がPCサーバをレノボに売却したわけですが
高性能な処理をすることができるメインフレームを売っていくために
関連ソフトを強化しメインフレームの付加価値を高めていくこの戦略は
興味深いものです

金融関係の企業であるならばこのような機能のニーズはあるでしょう
IBMのメインフレームを利用している既存顧客に営業はかけていくのでしょう

今後はメインフレームを稼働している各業界の顧客向けに
各業界に合わせて関連ソフトを開発していくのでしょうか
それらの動きに対して、日本の同業他社がどのように追随していくのか
古くて新しいこの動向には注目しておきたいものです


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