ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

サーバーに「おとり役」…

2014-11-04 21:18:21 | NewsPaper
新入社員以来に久しぶりに
VB Scriptのプログラムと対峙しています
よくぞここまでつくったなぁと思うと同時に
フローがわかるおもしろさを味わっています…


さて、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『工場制御システムへの攻撃防ぐ
 サーバーに「おとり役」
 日立システムズ』

日立システムズが工場などのライン制御システム向けの
セキュリティーサービスを始めた
という記事

近年、工場の中にある制御系情報システムが
狙われる事件が起きるようになりました

工場の中のシステムであるということから外部システムと
接続していなかったかのように思われていましたが
よぉ~く調べてみれば、意外なところで接続されていたという
お粗末な事実というのもあったのです

今回、日立システムズは、外部からの攻撃を肩代わりして
「おとり」になるサーバーを設置するといったサービスを展開する
そうです

これは、制御システムと社外のネットワークとの間に
監視用のネットワークを設け、外部からの攻撃を
監視ネットワークに置かれた「おとり」の役割をする
サーバーが身代わりで受け、攻撃があったことを警報する
というもの

記事曰く、制御システムのネットワークを変えずにサービスを導入する
ことから、導入初期段階でシステム障害が起こりにくいのだとか…
これは、非武装地帯(DMZ)エリアのネットワークに設置するということでしょうか

とはいえ、サーバーを「おとり」として利用するのはおもしろいものです
そのサーバーが攻撃データをエビデンスとして保存し解析することができれば
さらなる対策や新たなサービスを検討することも可能になってくるのではないでしょうか

なお、このおとりサーバーに用いるソフトの利用料が年間100万円(参考価格)
初期費用として、ハードとシステム構築費用が別途360万円程度かかる、と…
日立システムズとしては、2018年までに累計20億円の売り上げを目指すとのこと

やはり需要はあるシステムと云えるでしょう
しかし、新たにセキュリティ対策費用を計上していくわけです
グループ内から徐々に社外に展開していくのでしょうけど
果たしてどこまで伸ばしていくことができるサービスなのか
その動きは興味津々です


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