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進化する大学図書館 東工大…

2013-10-28 23:26:10 | NewsPaper
今日もリケジョの記事で書こうかと思っていたら
今日はお休みということで、やはり月曜日といえば
この記事を取り上げます


さて、本日の日経産業新聞から7面の大学欄からこの記事をピックアップ
『【進化する大学図書館】
 東工大 「学生の書斎」めざし設計』

私も工業大学の出身でありますので
今回はいよいよキたなぁというのが本音
楽しみに拝読させて頂きました

この東京工業大学の図書館が開館したのは2011年
V字型の柱が建物を支える斬新な設計とのこと
地上3階、地下2階からなり、地上部分に学習室と事務室
地下に図書館機能を備えているとのこと

とはいえ、地上からの光を採り込む採光型で
屋上には最大30㌔㍗の出力が可能な太陽光発電パネルも設置


なお、図書館機能を地下にした理由としては
保存に適した地下に集約するためとのこと
稼働式の集密書架を多用して65万もの蔵書を収納しているとのこと
これはさすがは理工系総合大学としての東工大ともいえる
知恵と力を結集したといったところでしょうか


東工大としては、4年生が研究室に所属し専用デスクを持つが
3年生まではそんな拠点となる場所がない分、図書館を
そんな居場所として提供したといったことがあるようです

こういった考え方、図書館を利用してもらうための
マーケティングのようなものは興味深いものです

また、常に最新の情報を追いかける必要があるため
電子図書館機能も強化しているとのこと
電子ジャーナルなどの電子資料は昨年度は240万件
1日当たりでは8000~9000件も活用されているとのこと
これはさすがは理工系総合大学といったものです

とはいえ、そこが充実し過ぎると建物として図書館機能を
利用する必然性がなくなってしまう可能性もあります
図書館側としても、人と直接対面してコミュニケーションをとり
リラックスできるようなサービス・環境を整える施策を検討したいそうです

これは技術系の最先端をひた走る途中経過でしょうか
ある意味世の中の縮図の一部のようにも感じます
デジタルが浸透する中での人間のアナログなコミュニケーションが
活性化するような大学の図書館がもっと浸透すれば
そこからよりよい研究の成果が産まれてくるのでしょう
工業大学出身者としても楽しみにしております


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