ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

IoTで誰でも杜氏に 中小酒造向け 発酵の状態、自動で管理 ラトックシステム…

2017-04-25 22:35:30 | NewsPaper
酒造りとIoT、その視点がおもしろい…


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『IoTで誰でも杜氏に
 ラトックシステム、中小酒造向け
 発酵の状態、自動で管理』

熟練した杜氏の酒造りの経験と勘をIoTで代用するシステムを
PC周辺機器開発のラトックシステムが開発した
という記事

タンクに温度センサーを付け、1時間ごとにもろみの温度と室温を計測
計測データはPCに送信し、グラフに表示

タンクの中の酒の比重など、他の指標も確認しながら
発行の状態を自動管理可能

あらかじめ指定した温度範囲を超えると担当者にメール通知
データは休日でもスマホから確認可能

http://www.ratocsystems.com/info/news/2017/0406.htmlより

もろみの変化への対処で酒の味や品質は多く変化するので
熟練した杜氏は経験と勘を基に発行の進行を制御している

とはいえ、もろみの温度計測は1日2回が一般的で
計測のない時間帯に温度が急変化すると
気が付かないという課題があった…


既存のものづくりに関するシステムを酒造りに対応させ
熟練者以外にも精通者を出そうとするためにこのシステムは
ありがたいものではないか

さらに、既存の課題に対しても解決できるようなものなら
なおさら意義のあるものだ

酒造り以外の昔ながらのものづくりにも
応用していけるのではないだろうか


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