ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

風が吹けば船が儲かる…

2013-02-28 23:17:48 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

今日も遅かったことには遅かったのですが
ちょっとしたモヤモヤを消すことができたので
どちらかと云えばスッキリとしています


さて、本日の日経産業新聞から、28面のNews Edge欄からこの記事をピックアップ
『風が吹けば船が儲かる
 造船、洋上発電に期待
 浮体式実験、不況打開へ助け舟
 漁業者への補償が課題』

この見出し、それはそうだろと単純に考えるのではなく
船とは造船会社を指しています

以前から日本国内は造船不況に悩まされており
地方に行けば行くほどその影響は深刻です

その打開策として洋上風力発電プロジェクトを支えるための
浮体の開発があげられます

陸上に比べて強い風が安定して吹く洋上では
風力発電は適地とされているそうです
英国など欧州では発電能力ベースで500万KWを超える
洋上風力発電が開発され送電網に供給しているそうです


東日本大震災に伴う原発の問題以降、いわゆるエコエネルギーが
注目されているのは周知の事実
風力発電については世界の推進国に比べれば
日本はまだまだこれからのところがあるようです

この流れに対して、造船会社各社が着手しているのは
興味深い出来事です

この浮体の開発・設置に関しては
漁業権を設置されている海域では
漁業者との合意を形成するのに
時間とコストを要するようです

未来のエネルギーと現在の儲けを天秤にかけながら
いかに納得してもらうかは大変なようです

そういったことも含め、「風が吹けば船が儲かる」
ということが本当に実現するのか
日本のひとつの未来を考える上で興味深い記事といえるのではないでしょうか