ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

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【週末版】サイド・バイ・サイド-フィルムからデジタルシネマへ…

2012-12-29 20:15:20 | cinema
こんばんは ぐっちょんです

昨日は納会&某所での忘年会と
呑みが続きましたが、意外と
さっくりと今朝は目が覚めました


さて、今回の終末版は、今日観たこの作品について書いてみます
サイド・バイ・サイド-フィルムからデジタルシネマへ

キアヌ・リーブスが企画制作しナビゲートを務めた
シネマの現在と未来を探るドキュメンタリー作品です

サブタイトルにある通り、今や映画は
フィルムによる撮影からデジタルによるものが
多くなっています

そのことについて、そうそうたる監督やスタッフが
キアヌ・リーブスからの質問に答えていく
というのが作品のメイン

マーティン・スコセッシ、ジョージ・ルーカス、ジェームス・キャメロン
デヴィッド・フィンチャー、デヴィッド・リンチ、ダニー・ボイル
等々凄すぎるラインナップになっています


題材の流としては、アナログフィルムからデジタル撮影への流れについて
賛否両論の意見が十分に伝えられます

デジタルが導入された当初はまだまだアナログに比べたら見劣りがあったとしても
各社の革新的な技術導入によって次々に映像力は革新されていきます

そのことから、ある特定の人にしか撮影できなかったものが
映画を志す一般人にも撮影が容易になってきたことや
鑑賞方法も映画館からスマホ・タブレットに浸透してこと
最後には3Dシネマについても言及されていきます


とはいえ、いくら技術の更新がされていったとしても
映画という芸術の質というものは別問題として
多くのコメントが映し出されます

映像がスゴいと感じてもそれは最初だけで
ストーリーや役者の演技などが重要なのは
変わらないわけです


本作品はある視点からの映画の歴史を振り返る内容の作品といえますが
映画という芸術の本質的なところを訴えている作品ではないかと感じます
それをキアヌ・リーブスが関わっているというのもある種の興味深さを感じます

2010年代の今だからこそ改めて映画というものを知る
意義深い作品ではないでしょうか