凶悪
2013年日本 監督:白石和彌 キャスト:山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキー
★★☆☆☆
ある日、ジャーナリストの藤井（山田孝之）は、死刑囚の須藤（ピエール瀧）が書いた手紙を持って刑務所に面会に訪れる。
須藤の話の内容は、自らの余罪を告白すると同時に、仲間内では先生と呼ばれていた全ての事件の首謀者である男（リリー・フランキー）の罪を告発する衝撃的なものだった・・・
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「上申書殺人事件」と言われる、獄中の死刑囚が告発した殺人事件の真相を新潮45編集部が暴き、首謀者逮捕に至るまでを描いた犯罪ドキュメントルポをベースに作られた作品だそうです。
事実は小説より奇なり。てゆーか、小説より残忍ですな。人間は。
そんでもって、狂気の殺人魔をピエール瀧さん。さらにその上を行く狂気の黒幕をリリーフランキーさんが怪演しています。
似たような作品に「冷たい熱帯魚」がありますが、どちらも事実の方が上回っていて映画としては「狂気」ばかりが目立っちゃいます。
リリーフランキーさんと白川和子さんの怪演は見モノですが、他は「どこかで観たような」シーンがつなぎ合わされているような映画でした。