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宮サイクルステーション(栃木県 宇都宮市)

2010-11-21 21:53:54 | 観光

宮サイクルステーション

先日「ジャパンカップ」が開催されたように、自転車が盛んな・・・てゆーか、これで街興しを狙う「宇都宮市」ですが、駅前に、こんな施設ができました!!!





もともと、ここにはママチャリを貸し出す施設があったんですけどね、このたび、カッコイイ、ロードバイクを貸し出し、工具、更衣室、シャワールーム完備の施設ができました!
(ママチャリ貸し出しは、隣の駐輪場で継続中。こちらはもっとお安く提供でした)

さて、借りるかな・・・と思ったのですが、残念ながら子供用がナシ。というわけで、小学校4年生の子供を連れて行った我が家は、今回断念。

でも、「自転車のまち宇都宮」。是非、次の機会に自転車であちこち行ってみたいと思います。


二百三高地

2010-11-21 10:39:42 | 映画

二百三高地
1980年日本 監督:舛田利雄 キャスト:仲代達矢、丹波哲郎
★★★★☆

明治時代。列強のロシアは、朝鮮半島を南下。侵略に怯える日本は、開戦を決意。日露戦争へと、突入する。
ロシア軍の南下を食い止め、さらに旅順にあるロシア艦隊を駆逐するため、朝鮮半島にある、旅順攻略の命令が乃木司令官(仲代達矢)率いる第三軍に下る。
しかし、当時の最新技術で固められたロシア軍の要塞は鉄壁の守りにより苦戦。大量の犠牲者を出しながら、旅順攻撃、最後に目指すは湾が見渡せる二百三高地・・・
∞∞∞∞∞

ここ、私の地元には「乃木神社」ってのがあって、乃木希典の別邸があります。また、当時の満州軍総司令官、大山巌の廟もあります。

そんなわけで、これ、観てみました。

公開当時、私はまだ子供でしたが、連日テレビで宣伝していたり、主題歌に使われた「さだまさし」さんの「防人の詩」が「ザ・ベストテン」でトップになったり。と、結構話題になって、実際ヒットした映画だったことを記憶しています。

借りてきてみると、181分という超長尺。むむむ・・・途中「休憩」があるとの情報も・・・というわけで、満を持して鑑賞。

いやぁ~大作、大作。
出てくるキャストは、三船敏郎(明治天皇)、森繁久彌(伊藤博文)などなど・・・当時の名だたる豪華キャスト勢ぞろいって感じです。

さらに本作は、旅順攻略を目指す乃木大将と大本営の戦闘の現場と政治的攻防の他、一般市民がかりだされた予備兵たち、その家族の苦悩や苦境も丁寧に描いてます。
その中でも、ロシア文学に心酔し、ロシアを敬愛していた兵士(あおい輝彦)の変貌と、彼を待つ内縁の妻(夏目雅子)(美しい♪)のドラマは、戦争の引き起こす人格破壊をよく表していました。

それにしても、すごいですね、このころの戦争は。
戦闘機も戦車ない時代。陸軍はまさしく「陸」の戦い。
大砲で戦略爆撃を加えるくらいで、あとは肉弾戦。
「突撃~!!!」って、機関銃と爆雷に向かって多人数で斬りこんで、ドバーって死んでもお構いなし。100人で突っ込んで10人残れば御の字。その10人で攻略するっていう、なんとも恐ろしく原始的な戦法。

ここ最近観た、ベトナム戦争、アフガン情勢モノからみると、戦闘というより、ケンカのレベルにすら映ります。

しかも、旅順攻略の前半は「正面突破作戦」だもんなァ~・・・作戦じゃないよな。
乃木大将無能論の一つの根拠になっているんだけど、この映画を観る限り、現場には現場の諸般事情があったのだ、ということがわかります。

でもね。映画でも出てくるけど、両軍が合意した休戦期間は、戦闘の現場で、大量の死体を目の前にしながら、日本人とロシア人が酒や物品を交換し合ったり、互いの勇姿を讃えあうなど、信じられない光景が、当時は「武士道」と「騎士道」の精神からフツーにあったとのこと。

ある意味、本当の戦いですね。勇者の戦い。国のために死ぬことが、世界的にフツーだった時代。
今のようにバーチャルな戦いとは違う、「人と人の殺し合い」だからこそ、讃えあうことができた戦争だったのだな、と思いました。