寝る子は育つ…という言葉がありますが、時に、親が寝ているときに子が育つこともありまして…。
う〇ちの時は、必ず私が付き添い、用を足した後はお尻を拭いていました。
ところがある日、私が昼寝をしているときに便意をもよおすと、自分で小児用便座を出し、自分でそこに乗り、用を足したらお尻も吹き、水を流し、最後には小児用便座も元の位置に戻すという、著しい成長を見せてくれました。
もちろん、1回で全てをやったわけではありませんが、少なくとも、お尻を拭くところまでは出来ました。
それを褒めてからは、
「ひとりで座れましたー」
「ひとりでおしり拭けましたー」
「プーさん(プーさんの絵が描いてある小児用便座)、自分で片づけれましたー」
「パンツとズボン、全部脱がずにオシッコできましたー(普段は、全部脱ぎ捨ててから用を足していたので…)」
──などなど、自己申告で褒められること多数。
そんな時、こんな言葉が聞こえてきました。
「かーちゃーん、フタ1枚開けるだけでオシッコできましたー」
誇らしげに言うもんだから、思わずいつものように「はーい」と言いましたが、次の瞬間、「いやいやいや、ちょっとまてぃ~」と。
慌ててトイレをのぞきに行くと、言葉通り、フタ1枚だけ開けてオシッコをしたようで…女性が使う便座がオシッコまみれ……。
「これは間違いだよ。男の子がオシッコするときは、フタは必ず2枚上げるの、2枚だよ!?」
そう説明したのは言うまでもありません。