2年生になって、夏休みの宿題に読書感想文が必須になりました。
自分もそうですが、読書感想文は苦手でした。
いつだったか、先生が言っていました。
テストも自分が問題を出す気持ちになれば、何処をどういう問題で出すかが予想が付き、勉強ができる──と。
読書感想文も、書き手が伝えたい事を理解して書けばいいんだ──と。
あれね。
ある程度勉強ができるようになると、よく分かります。
でも、バカチンだと、全く意味がないんですよね(笑)
だって、テストだって自分が分かるような問題しか考えないから、バカチンの時はほんと簡単な問題の出し方しか思いつかないし。
読書感想文でも、大体、書き手が伝えたいことがさっぱり分からないんですもん(笑)
単純に、「あぁ、面白かった」「感動した」「ハッピーエンドで良かった」くらいにしか感想がなく、「じゃぁ、どういうところが感動したのか?」とか「何で、そこが良かったのか?」とか聞かれても、明確な文章として頭に浮かんでこないので、結局「う~ん、なんとなく…」という感じにしか答えられないんですよ…。
それはね、重々分かってます。
えぇ。
私も中学までは全くのバカチンでしたから(笑)
高校に入ってからは、毎日予習復習をしていたので、ようやっと先生の言っている意味も分かり、テストの問題の出し方も予想が的中してきました。
自分の意思、意見を持つようになってからは書き手の伝えたい事というのも分かってきましたしね。
だから、大福が読書感想文で何をどう書いたらいいのか分からないというのは、よ~く、分かります。
そもそも、受験に必要な小論文の書き方は習ったことがありますが、読書感想文の書き方って習った覚えがない。
そんなので書けるわけがないんですよね~。
──という事で、いつかは夏休みの宿題で必須になる読書感想文を早めに書かそうと思いました。
それが、去年の事。
自由課題なので書く人はほとんどいない。
みんながやらない時にやれば、人より経験ができるし、皆がやらない事をやったら先生に「すごいね」と褒めてもらえるかもしれない。それは大福にとって嬉しい事なので、持ち上げながら読書感想文に取り組ませたのですが。
結果として、コンクールに出してもらえて何か賞状も貰えました。
それが本人にはとても嬉しく、また今年も頑張ると言ってくれました。
そして今年の夏休みは、早々に必須の宿題になってましたわ
3年生くらいからかな…と思っていたので、意外に早くてびっくり(笑)
でも、やっぱり難しいものです…。
自分も書き方を習ったわけではないし、長い文章を簡潔にするのは今でこそできますが、それを小学2年生に求めるのは無理。
かといって、全部の文章を教えるわけもいかないし…ってことで、ネットで調べることに(笑)
すると、意外に簡単な方法を見つけました。
それは、原稿用紙を3行~4行くらいずつ赤ペンで囲みます。
そこに1から順に数字を振り分けていくのですが、まず1~2枠(6~9行)に「この本を選んだ理由」を書く。
次の枠は本から文章を簡単に抜粋し、その次の枠にその文章に対して自分の感想を書く…という繰り返しでかいていく、ということでした。
ネットで調べる前に気になった文章を抜粋し、それに対してどう思うか…というのをいくつか下書きしていたので、「おぉ、これだ!」と。
早速、赤ペンで3~4行ずつ枠で囲み、下書きしていたことを「こういう風に繋げて簡単にまとめたら…」と誘導しつつ、書き上げていきました。
書き手が伝えたかったことも、「主人公は最初は自分だけ楽しんでたけど、最後はどうなった?」とか、途中の文章も「この主人公は相手がこういう態度を取っているのを見て楽しんでたけど、あなたが主人公だったらどう思う?」とか。
もちろん、2年生でこんなまとまった文章が思いつくはずも書けるはずもないので、出来上がったら親としてはちょっと罪悪感も出てくるのですが…
それでも、できるだけ子供が「こう思った」という事を聞きだして、それを文章にしていくことで何とか書き上げることができました。
夏休みが終わってしばらくすると、大福が家に帰ってくるなり
「かーちゃーん! なんかねー、大変だけど、いいことが起こりそうだよー」
──と。
聞けば、大福の読書感想文をコンクールに出す事に決まったとの事。
その為に、手直しが必要で書き直さなければならないので、そこが“大変”なところらしい(笑)
取り合えず、「すご~い! 良かったじゃん! 一生懸命書いたかいがあったねー」と褒めました。
家で私が教える「習字」を頑張り、習字教室で硬筆も毛筆も飛び級した時も大喜び。
名〇屋銀行のICキャッシュカードデザインコンクールも出して、参加賞を貰えた時も大喜び。
賞を取れれば最高ですが、そこまでは求めません。
絵なんか、両親揃って才能がありませんしね(笑)
ただ、何かしら小さな結果が出れば本人のやる気が失われないので、とてもありがたいことです。
そんなわけで、今年も読書感想文をコンクールに出してもらえることになったので良かったな~と思いました。
更に、学校で冬休みの出来事を絵に描く授業があったらしいのですが、この時の絵を何かのコンクールに出す事になったそうです。
先生から「出してもいいですか?」と連絡帳に記載されていたので、両親揃って絵の才能がない息子に絵の才能があるとは思えず、
「どうぞ、どうぞ、大福の絵で良ければ、よろしくお願いします」と書いたほど(笑)
家で描く絵も、名〇屋銀行のコンクールに出す絵もヘタクソですからね~
それでも、自由課題の「スポーツをする絵」は描かせましたが(笑)
いいんです。
絵が上手くなるようにさせたいわけではなく、苦手意識を持たせないように色々やらせたいだけなので…
本人が嫌がるならともかく、今はまだ「描いてみたら?」と言うと、「そうだねー、描こうかなー」程度で取り組んでくれるので今のうちに…とね。
毎月、新聞に出す書道の競書があるのですが、先月初めて書かせて出してみました。
どういう結果になるかは分かりませんが、名前だけでも新聞に載ればまた次も書いてみようと思うので、何かしら結果が出れば…と思います。
因みに、読書感想文も習字も書く過程はホント大変です
間違えて消しゴムで消して書き直すだけで、本人は機嫌が悪くなって怒ったり泣いたりし出すんですから…。
それをなだめたり、怒ったりしながらどうにか完成させるので、こっちもイライラしっぱなし
だからこそ、結果が出ると本人も報われて次に繋がるんですよね~。
頼むぞ、何かしらの結果を…!