里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ソラマメも間もなく終り遠い昔の終り初物

2024年06月15日 | 畑:豆類

今年のソラマメは例年より1週間ほど早く5月末から穫り始めました。
我が家の品種は中晩生種の「河内一寸」なので、5月中から穫れることは稀です。
平年なら今頃は梅雨に入っている時期なのに気温が異常に高い。
当然ながらソラマメの終了するのも早まっているようです。


倒伏対策は土寄せとしっかりしたパイプ支柱に横テープを2段に張った簡易な方法で問題ありませんでした。


ソラマメ全体が少し黄ばんできました。収穫のピークを過ぎると次第にこのようになってきます。


昨年少し出たエソ系のウイルス病は今年は見られませんでした。
ソラマメに付き物の赤色斑点病(チョコレート斑点病)通称チョコ斑は少し見えています。


雨が多ければ蔓延することも珍しくありませんが、今年は総じて高温乾燥です。
病害虫対策は越冬前のアブラムシ予防の粒剤施用のみです。
当地方の主力品種は中早生種の「打越一寸」。一方、我が家の品種は「河内一寸」です。
元々3粒莢が少ない品種のため後半は殆ど2粒、1粒莢になります。意外にも今年は結構3粒莢があります。


「河内一寸」は粒の大きいのが取り柄なので自家用向きです。
今年は上段の着莢が良く5、6段くらいまで着莢している株もありました。
しかし、高温乾燥の影響か思ったほどは肥大しませんでした。


一方で後半になると例年錆の付いた莢が目立ってくるのですが、今年は非常に少ない。


もう少し雨が降ってくれれば良かったとは思うもののトータルで見れば良作だったと思います。
この程度穫りました。我が家のこの時期としては綺麗な莢です。


終盤になるとどうしても穫り遅れ気味になります。
今年は莢の外観に余り変化がなかったため実の熟度は進んでいることが多かったような気がします。
むき身としては悪くありません。


熟度が進んでいると思い3分間茹でてみました。


茹でた粒はお歯黒が黒くなっているものが多かったので長めに茹でるのが正解でした。
この後は、一度に纏めて穫って終了とします。
最盛期の先週末、当地方のある直売所でそらまめ祭りが催され賑わっていました。
当地方がソラマメの生産が盛んになったのは、その昔「終り初物」の産地として珍重されたからです。
かつて、越冬栽培されるソラマメは当県南部が北限とされました。
京浜市場に出荷されるソラマメは鹿児島から順次北上し当地方が最後なのでした。
しかし、30年余り前、当県北部で春播き栽培が開始され、以来、どんどん北上して北海道にまで達しました。
当地方がかつて「終り初物」の産地だったのも遠い昔となりました。そして、それを知る人間も少なくなりました。




夏秋キュウリの仕立て方(2本仕立てに誘引)

2024年06月14日 | 畑:果菜類

夏秋キュウリはネットに誘引いわゆる蔓上げして2週間ほどです。
品種は今年3年目になる「OS交配ニーナ」。
蔓上げ後数日は雨模様、その後は天候が回復し、最近は気温が高く経過しています。
当地方の平年の梅雨入りは6月12日。間もなく入梅となるのでしょうか。それとも今年も空梅雨か。
蔓上げ時点では乾燥しており葉色も濃かったですが、雨が適度に降ったので本来のキュウリらしい葉色になっています。


現在、本葉が14、5枚と言ったところでしょうか。概ね順調と言って良さそうです


植付け時の苗はやや徒長気味でしたが、まずまずの姿になってきました。
過去2年の経験で大分品種の特性も分ってきました。
もともと雨除けハウス用の品種だけあって、節間が短く、葉は小振りです。
ハウスキュウリの生産者は大きな葉になることを嫌いますからそのような品種を育成したと推測します。


この時期になれば仕立て方を明確にして誘引していくことになります。
いわゆる夏秋きゅうりの仕立て方は大きく1本仕立て、2本仕立て、3本仕立て、そして半放任です。
仕立て方は株間との関係で決まります。
何れの仕立てにも共通するのは親蔓主体ではなく、子蔓、孫蔓と側枝主体に収穫すると言うことです。
基本はやはり1本仕立て。我が家も以前は株間60㎝の1本仕立てでした。
初期の収量は植付け本数が多いほど有利ですし、主枝としても親蔓が強いからです。
当地方の夏秋キュウリ生産者の大半は親蔓1本仕立てです。
念のためながら、1本仕立てと言ってもわき芽を搔いて親蔓をどこまでも伸ばすという意味ではありません。
子蔓を主枝として伸ばさず、親蔓だけを主枝として1本仕立てにすると言う意味です。
あくまで収穫の主体はその親蔓主枝から出る子蔓、孫蔓で摘芯しながら収穫、あとは臨機応変と言うわけです。
現在の我が家の仕立て方は2本仕立て。
老朽化したハウスを解体し、苗を購入するようになってからです。
一昨年までは株間75㎝、昨年は株間80㎝、今年はさらに広く90㎝です。
株間90㎝以上になれば3本仕立てや側枝を適当に間引く程度の半放任も可能です。
初期収量は植付け本数が多い1本仕立てが有利ながらトータル収量ではいずれも大差はないと言われています。
我が家の2本仕立ては、親蔓と3~5節目から出た勢いの良い子蔓1本を主枝として誘引します。
この株で見ると、1、2節のわき芽(子蔓)はすでに搔き、3節目以降は伸ばしたままになっています。


根元に近い部分はこのようになっています。


3~5節目のわき芽のうち勢いの良い子蔓を1本だけ残し、他は搔きます。
残した子蔓1本を誘引して伸ばし、親蔓とともに主枝とします。


この子蔓の根元2、3節から出るわき芽や雌花は搔きます。
親蔓の方は通常6節目以降の子蔓は伸び具合を見ながら摘芯していきます。
但し、今年は節間がより詰まっていることからわき芽は6節目まで搔きました。
この品種は節間が短く節成り性が強いため親蔓の各節にほぼ100%雌花が着きます。
一般の露地向きのキュウリは親蔓の着花率は数10%が普通で、親蔓からの収穫はごく一部です。
通常親蔓7、8節目までの雌花は全て搔きます。


仮に着けていればとうに収穫は始まっていました。
この品種は着花率が高く、樹勢のことも考慮し雌花を着けるのは10節目からにしています。
わき芽と雌花を整理し誘引しました。


夏秋きゅうりでは親蔓から穫る実はごく一部、勢いの良い子蔓、孫蔓をいかにして長期間確保するかが勝負です。
そのためにまずはしっかり株を作ることを第一に考えます。
親蔓の下方に着いた実を太らせると株は弱ります。葉で作られる養分は実に優先的に配分されるとされます。
他の株も同様にわき芽と雌花を整理し誘引しました。
これが誘引前。


これが誘引後。


よく分らないかもしれませんが、親蔓と強い子蔓1本を主枝としてネットに均等に配置し誘引します。
親蔓の雌花は蔓上げ時点ですでに見えている雌花を搔いていますが、さらにこのくらい搔きました。


この程度の雌花は収穫期全体から見れば微々たるもの。これが中後半の成りを左右するかもしれません。
全ての株を2本仕立てに誘引しました。


植付け時はイマイチの姿でしたが、現在はほぼ想定した姿になっています。


今月20日までには収穫が始まるでしょう。
夏秋きゅうりの収穫期間の目標は100日以上。3年連続の達成を目指します。

ナスは3本仕立てに整理し簡易な誘引支柱を立てる

2024年06月13日 | 畑:果菜類

ナスは植付けて30日余。品種は渡辺採種場の中長なす「くろべえ」。
植付け時の苗は蕾は結構大きくなっていたものの茎は細く徒長していました。
2週間ほどで不織布を外し支柱に誘引しましたが、樹勢は弱い状態でした。
わき芽は整理するほどでなかったため手を掛けませんでした。
その後適度の降雨もあったことから、それなりに樹勢が付きわき芽も伸びてきました。


ここでわき芽の整理をします。仕立て方はごく一般的な3本仕立て。
主枝と1番花直下のわき芽2本を残し、その下のわき芽は全部搔きます。


この株は少し進んでいる方です。1番果は成り行きに任せていましたが、自然に留まっています。


しかし、これでは樹勢が十分付いたとは言えません。わき芽を搔き小ナスの状態で摘果しました。


他の株も実を肥大させるのはマイナスなのでわき芽を搔くと同時に小ナス以下で摘果しました。


これで綺麗に3本仕立てに整理されました。


今、2番花が開花から花収まりで、近年では速いペースです。
ここで、誘引用の支柱を立てます。資材は全て老朽化したパイプハウスの廃材利用です。
かつて仕立て方や誘引法を幾つか試行しましたが、この方法が最も簡易でやりやすく、続けています。
畝の中央に植えられているナスの両側に適当な間隔でパイプ支柱を立てます。
支柱は上の方が少し広くなるように打ち込みます。


昨年、枝が非常に伸びたので今年は支柱を少し長めのものに替えました。
この縦の支柱に、直管パイプを横にフックバンドで止めていきます。


このようにフックバンドは完全に止めないでおきます。この状態で、横パイプは最後まで十分持っています。


枝が伸びるのに合わせ、横パイプを下から軽く叩き徐々に上げていきます。


枝はパイプに密着すると、誘引止めしなくても動かず垂れ下がりません。
但し、昨年のように非常に丈が伸びた場合は後半に一部誘引止めする可能性はあります。
これでわき芽の整理と簡易な誘引支柱の立て方は完了です。


今月下旬には2番果が穫れ本格収穫となりそうです。

春ダイコン「新春蒔き総太り」を穫り始める

2024年06月12日 | 畑:根菜類

春ダイコンの「新春蒔き総太り」を穫り始めました。
先に穫り始めた「春の都」から1週間遅れての穫り始めです。
種播き後2ヵ月余り過ぎました
種播き後、マルチの上からべた掛けしている不織布は未だ掛けたままです。


幅広の不織布とはいえさすがに異様に盛り上がってはきました。
依然モンシロチョウが飛んでおり剥ぐに剥げないでいます。
助っ人が不織布は掛けたままでも穫るのには気にならないと言うのでそのままにしています。
不織布を剥ぐと、これが「新春蒔き総太り」。


発芽良好で欠株はなく、生育も順調です。
晩抽性品種とは言え寒い春ならトウ立ちが散見されても不思議ない頃です。
しかし、今年は皆無。その気配もありません。いかに4月の気温が高かったかです。
先に穫り始めた「春の都」とよく比べると僅かながら違いがあります。
根の太りは若干遅く、葉色が濃く葉の切れ込みが細かい。
1週間前とははっきりと根が一回り太っています。


これは生育の遅れとかではなく品種の特性と思われます。
根の太りに数日~1週間の違いがあるのは別に何の問題もありません。
これは昨年までの傾向と同じで、収穫の幅が広がるので好都合とも言えます。
青首は「春の都」に比べると少し薄く、短い感じがします。


穫ってみました。


残念ながら2本とも尻が良くませんでした。これからに期待です。
これは品種の問題ではなく、土と天候の関係としておきます。
こちらが先に穫り始めた「春の都」。


根はやはり一回り太ったようです。


穫り頃になりました。


洗って比べてみました。右手前が「春の都」、左が「新春蒔き総太り」。


今回は「新春蒔き総太り」に見かけで少々ハンディが付いてしまいましたが。
ともに尻太りに難があるのは粘土質の土壌に加え今年の異常乾燥が影響したと思っています。
穫り進めるとどうなるか見ていきます。
青首の出方に多少違いがあるようながら、食してみればともに辛味は殆どなく瑞々しく甘い。



ハチクが盛り今年は表年か

2024年06月11日 | 山菜

ハチクが盛りになってきました。
孟宗竹のタケノコが終わるとほどなくハチクが出てきます。
5月20日過ぎから出始めたので昨年並、例年よりは数日から1週間早い。
出始めは竹藪の中ではなく、このような日当たりの良い周囲の竹の生えていないところから出てきます。


ハチクは地下茎が浅く遠くまで伸びるため、思いがけない所に出ることもあります。
育苗ハウスの中にまで根が伸び面倒になったことがありました。
但し、これらの早く出るハチクは太りが十分でないものが多い。
竹藪の中に出るようになれば盛りで良いものが採れます。
しかし、今年は出方が緩慢でした。雨が極端に少なく異常乾燥だったからです。
ようやく5月末になり多少纏まった雨が降ったのでよく出るようになりました。


昨年裏年だったので順番から言うと今年は表年に当たります。
普通、筍と言えばそれだけで孟宗竹のタケノコのことを指します。
ハチクの場合は敢えてハチクの子とは言わず、タケノコでもハチクです。
これは当地だけでなく多くの所がそうかもしれません。
昔はハチクとどのように書くのか知らず、葉竹、破竹など勝手に想像していました。
淡竹と知ってからもやはり馴染みがなくハチクと表記しています。
採るのは孟宗竹のように土を掘る必要はなく、地上部を切るだけなので非常に簡単です。
このハチクを採ってみます。


落ち葉などを少しどけて鎌で根元から刈り取ります。


ハチクは孟宗竹のタケノコに比べ細く皮も滑らかです。


皮は赤みを帯び孟宗竹のような産毛が少なくするっとしています。採ってみます。


良いハチクはやはり孟宗竹と同様にこのように元が太いもの。


採り遅れて丈が伸びれば硬くなってきます。伸びすぎたものは倒してしまいます。


細いものも採らずに早めに倒してしまいます。
伸びないうちは軟らかいのですが、短すぎればボリュームがなく、これでは勿体ない。


穫り頃はやはり30~40㎝くらいの時。
専ら助っ人が採っていますが、小生も少し採ってみました。まずまずのハチクです。


ハチクはえぐみが少なく、そのまま料理に使う方もいます。
但し、一旦は茹でてしまうのが一般的。
孟宗竹の筍のように米ぬかなどを用いなくともそのまま茹でるだけで大丈夫です。
これは助っ人が茹で我が家の分と置いていったもの。


タッパーなどに入れ水に漬けて冷蔵保存すれば暫く持ちます。
汁物、煮物、炒め物など用途も広く、孟宗竹よりこちらを好む方もいます。もちろん小生はどちらも好きです。

タマネギ「ネオアース」は今年も作柄良好

2024年06月10日 | 畑:土物類

タマネギ「ネオアース」を一斉に収穫し、取り込みました。
種まきは9月4日、植え付けは11月3日。
4条の黒マルチが3ベット、タマネギの植え付け本数は前年とほぼ同じ470本ほどです。
近年、タマネギは「ネオアース」1本に絞って作ってきました。しかし、1ヵ月ほどのブランクが生じるためカネコ種苗の早生種「錦毬(きんきゅう)」を初めて作ってみました。
全体の1割ほどですが、4月下旬から「錦毬」を収穫し殆どMS級で少々物足りない結果となりました。
但し、現在までそれで十分間に合っており、早生種としての効果は確認できました。穫り終わった後の「ネオアース」との境目です。


施肥などもっと工夫しないといけないのかもしれません。
メインのタキイ種苗の中晩生種「ネオアース」は順調な生育経過でした。


しかし、5月早々一部葉色が薄くなりべと病が発生しました。
考えられる要因は二つ。一つは早生種に収穫時すでにべと病が散見されていたこと。
もう一つは中晩生種「ネオアース」にも追肥が十分に効いていなかったと思われること。
生育が進み肥料切れ傾向になった上、雨や雪も少なく適時にうまく効いてくれなかったかもしれません。
5月初めに20年ぶりくらいで薬剤を散布しました。天候も良かったため蔓延することはなく実害はありませんでした。


この品種を作るようになり連続の豊作。越冬時に生育不良の時でさえも結果豊作でした。
昨年はかつてなく生育が進み5月早々に倒伏する株が出始めました。
さすがに今年はそれほどではなく、倒伏が始まったのは5月10日頃からでほぼ例年並です。
欠株は殆どないもののネキリムシ被害で植え替えたものは生育がよくありません。
暖冬のため我が家としては例年より大柄の姿で春を迎えました。その結果、トウ立ちが散見されます。


昔は数%トウ立ちするくらいが最も収量が上がると教わりました。
我が家では記憶がはっきりしないくらい暫くぶりです。10本余りあるでしょうか。大方はすでに穫っています。
但しトウ立ちと言っても5月半ばくらいになって伸びてきたもので、それなりに肥大しています。
今年は近隣でもトウ立ちが結構見られます。立派な姿のものが早くから沢山トウ立ちしたと言う話も聞きました。
また、今年は異常乾燥甚だしく肥大への影響は免れないと推測していました。
5月25日頃にはほぼ100%倒伏しました。


タマネギは倒伏してからも肥大します。「ネオアース」はそれが顕著。もちろん茎葉が健全ならばです。
大玉になるとこのようにマルチがパンパンに膨らみます。


一斉収穫は全ての株が倒れて1週間以上経過を目安としています。
ですから1週間前にはすでに一斉収穫が可能になっていました。
穫り遅れると割れたり肌が悪くなり、茎が枯れてしまうと乾燥のため吊すときに支障を来します。
少し遅れてしまいましたがどうだったか。
まず引き抜いて何カ所かに纏めます。


この後はその場で茎を2、30㎝付けて切り落とします。根は切りません。


作業場の下屋に取り込み、少々雑然としている空きスペースに広げます。


この作業は助っ人に任せました。毎年のことなので要領は分っています。


取り込んだものを見ると今年も大玉が多い。


早生種を作った分、若干少なくなっているものの作柄は例年とあまり変わらないようです。
特大玉も多数見られます。


今年は乾燥が甚だしかったのであまり特大玉は出ないと思っていました。マルチの効果なのでしょう。
特大玉と中玉を比べてみます。
右が平均的な300g級の中玉、左が500g級の特大玉。

中玉と言っても出荷規格だと重さが300gで2Lサイズです。
特大玉を手で持ってみるとビッグさが分かります。


このままの状態でしばし陰干しした後、本格乾燥に入ります。
何と言っても「ネオアース」は貯蔵がメインで来春まで持たせなければなりません。
そのためにはしっかり乾燥させることが大事。
小生は「ネオアース」を最高の品種と評価しています。
今年の条件下でも良好な出来だったのでさらに確信を深めました。
そして、「ネオアース」の長所は肌が綺麗なこと。これから貯蔵中に美しい狐色に変化して行きます。


水墨画「薔薇」

2024年06月09日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙
 

バラの季節です。
我が家にあるのは2株だけ。ピンクと赤のバラです。
いつ頃に植えられたのかは定かでありません。ピンクのバラは朧気ながら相当前からあったような気がします。
赤いバラは庭の外れにあり、これは母が植えたことだけは確か。
ですから少なくとも20数年は経っているはずです。母が遺した貴重なバラと言えなくもありません


赤と言っても深紅と言うべきでしょうか。同じ赤でも小生の好きな赤です。
小生は殆ど手を掛けていません。専ら助っ人が剪定をしてくれます。
ブログ上で「小さな森の薔薇」さんの数々のバラを拝見し、堪能させて頂きました。
赤のバラを水墨で描くとき花を薄く描くか濃く描くかで迷うことが多い。
葉との違いを出さなければならないからです。今回は花の方を少し薄めに表現してみました。


 

菜類3種(ターサイ、縮み雪菜、水菜)を盛んに穫る

2024年06月08日 | 畑:葉菜類

5月半ばから間引きを兼ね穫り始めた春蒔きの菜類3種ターサイ、縮み雪菜、水菜。
穫り頃になっています。
ごろ土の悪条件の中播いたのですが、思いのほか良く育ちました。
種播き後に不織布をべた掛けし、未だ掛けたままにしており盛り上がっています。


モンシロチョウが飛んでおり剥ぐわけにも行かなくなりました。幅広の不織布なので問題はありません。
こちらがターサイ。


株間15㎝間隔くらいまでには収穫が進みましたが、やはり混んでいます。
穫ればすぐ株が広がるので常に畝は埋まった状態になっています。


春播きでもターサイらしい肉厚で葉の縮みが出ています。
かなり大株になってきたものもあります。


冬場のターサイのように地べたに広がるようなことはないものの縮み雪菜に比べやはり横に広がります。
1株でも十分な大きさになりました。


ターサイは古種が残っていたため播いたもの。すでに昨年秋から作るのを止め縮み雪菜に一本化しています。
ターサイは好きな野菜なのですが、これが最後になるかもしれません。
こちらが縮み雪菜。


ターサイより生育が早く丈が伸びています。


縮み雪菜はターサイの変異株から育成されたと言われ、初めはよく似ています。
しかし、生長するに従いハッキリと違いが現れてきます。葉は光沢があり縮みが細かい。


ターサイより立っているのが分ります。揃いも良く食欲をそそる姿と言えるかもしれません。


今、当地方の店にはほぼ周年並ぶようになっており、すっかり定着しました。
単に雪菜と表示されることが多くなり、それが一般化する可能性が高い。
一方のターサイは店に並ぶことなく終わりそうです。
こちらは水菜。


発芽も生育も前2種より早く、一度がっちりと間引いています。
5月に入って間もなく間隔を広げながら穫り始めました。
次第に株が大きくなるため畝は常に茂った状態になっています。


水菜は専ら助っ人が好んで穫っています。我が家はあまり穫りません。
穫ってみるとこのくらいの株になっていました。


かつて春播きの菜類は主に小松菜などを作っていましたが、縮み雪菜がメインになる流れでしょう。


サヤエンドウはもう一花

2024年06月07日 | 畑:豆類

今年のサヤエンドウは5月早々から穫れ始め5月中旬が最盛期。
茂りすぎになるかと思いきや、そうはなりませんでした。
当地は4月下旬以降雨が降らず異常乾燥状態。
気温が高かったためサヤエンドウも急速に成り込みました。実の成る作物に起こりがちな成り疲れの状態に。
5月20日頃から咲いている花はなくなり、ほどなくパタリと穫れなくなりました。
一方、5月下旬になりようやく雨らしい雨。
サヤエンドウも息を吹き返し、再び花が咲き出しました。


一気に成り込んだため黄化してはきましたが、まだ余力があったようです。
草丈も人の背丈並になってきました。


5月末から6月早々に2度目の花盛りに。今はほぼ花収まりしてきました。


間もなく穫れそうな莢が多くなってきました。


上段ばかりでなく中段のわき芽の花も咲き莢が肥大してきました。


もう一度サヤエンドウを味わえそうです。


終りかもと思っていたところでのもう一花、サヤエンドウに少々拘りのある小生としては嬉しい。
ところで、この時期になると必ず穫り残しのサヤエンドウが目立ってきます。


特に葉に隠れていた中段に多い。


もちろんこれは絹さやの赤花蔓ありエンドウ、実取り用のエンドウは別種です。
しかし、自家用には十分実エンドウとして使えます。
幼少の頃によく豆ご飯にして食べさせられたのですが、妙に懐かしくなるのです。
今年2回目。結構穫り残しがあるものです。


炊き上がった豆ご飯が半日くらい経つと赤飯のように赤く染まります。
昔は何の感慨もなかったのですが、間違いなく歳のせいなのでしょう。
今肥大している莢を収穫した後は、うどんこ病が蔓延する前に速やかに片付けます。


イネの生育は順調で草刈りと除草剤・抑草剤の利用

2024年06月06日 | 田んぼ

田植えをしてほぼ1ヵ月が経過しました。イネの生育は順調です。


当地、最近こそ不安定な天候ながら5月は一言で言えば高温乾燥。強風もありました。
田植え後の活着は良好。強風による葉先枯れなども殆ど見られません。


田植え後、雨が極端に少なかったため水管理には少々気を遣いました。
茎の分けつも順調に始まっています。
1株の茎数は田植え時の倍くらいになっており、多いものは10本を超えてきました。


最終の1株茎数は25本が目安。
この生育状況ならまずは順調なスタートダッシュと言えるでしょう。
しかし、長い生育期間で何事もなく終わるという年はまずありません。
当地方の一番の関門はヤマセによる低温です。イネにとって一番大事な幼穂が生長するのは梅雨期。
今年のように初期生育が順調なほど、逆にリスクが高まるとも言えるのです。
田植えをあまり早くするなと言われるのもそのためです。我が家は逆に早植えになっていますが。
一方で近年は夏の高温が問題となっています。これも生育が進むほど稔る時期に高温に当たるリスクが高まります。
天候はコントロール出来ないのでコツコツと作業をこなすしかありません。
田んぼの作業は地味な作業が多い。今の時期は雑草の刈り払いです。当地では通称草刈り。
5月25日頃から徐々に進め、ほぼ終了に近くなりました。
刈り払いの作業は普通は年3回。丁寧にやるなら4回です。
早く始めれば草が伸びていないので作業は楽ながら、年4回刈るようになります。
なので小生は3回のパターンで進めます。
当地のような里山では土手や法面が広いため刈り払い面積が多くなるからです。
この程度の土手なら大したことはありません。


刈り払いました。


しかし、何分老体なので目安は正味1日4時間。1週間を見込みます。
雨中でもやります。土砂降りは駄目ですが小雨程度なら刃の切れ味がかえって良い。
今年は気温が高かったため雑草の伸びるのも早いかと思いきや当地は逆。
よほど水分不足がきつかったと見え意外に伸びていません。
これは我が家では唯一野芝主体の畦。管理しやすく気持ちが良い。


作業をしていると色んな植物に出会います。
ワラビが伸びほだになったところ。細ワラビなので採りません。


ウルイ(オオバギボウシ)。栽培ものと比べると大分小振りです。


今年特に目立ったのはハルジオン。高温乾燥を好むのでしょうか。


構わず刈り倒します。


方々に雑草化したフランスギク。


幹線道路の大きな法面は少々厄介。本来は自治体が管理すべきものですが。
当地では側の田んぼの所有者が刈り払うのが暗黙の了解事項。側溝も同様です。
この程度なら可愛いものです。


但し、側溝の際は刈り払いがやりにくく、側溝に雑草を落とすと色んな所に詰まってトラブルの元になります。
そこで際の部分には除草剤を利用しています。これで刈り払いがぐんと楽になります。


刈り払いました。


そのほかに除草剤を利用するのは電気柵の下。以前は全く必要のないものでした。
イノシシが出没するようになって10年余り。昔は想像したこともありませんでした。
電気柵は約750mあり、草が触れると漏電します。下草の管理が大変なので幅30㎝程度に除草剤を使っています。


5月半ばに除草剤を散布しました。これで完璧ではありませんが、作業が大幅に軽減されます。
茎葉処理剤と言われる除草剤で500CC1本で10a程度の除草が可能です。
特徴の違う何種かを使い分けるようにします。これはその一つ。


また急傾斜の大きな土手や幹線道路の大きな法面も刈り払いの作業は厳しい。
しかし、このような所に除草剤は使えません。雑草を枯らすと大雨で崩れやすくなるからです。
そこで利用しているのが抑草剤。


草を枯らさず伸びを抑えます。但し除草剤より少々価格は高い。
場所が場所だけに散布するのも楽ではないものの効果は確かで時間は大幅に短縮できます。
散布するタイミングが大事でこの法面は5月半ばに終えています。少し葉が変色し伸びが抑えられています。


除草剤や抑草剤を利用するのは全体の約2割と言ったところ。しかし、作業量は半減したような感覚です。
雑草の刈り払いも残りはあと僅か、屋敷周りと畑の一部だけとなりました。
今週末は集落の共同刈り払い作業があります。

春ダイコン「春の都」を穫り始める

2024年06月05日 | 畑:根菜類

春ダイコンを5月末から穫り始めました。
種播き後2ヵ月弱です。
種播き後、マルチの上から不織布をべた掛けし、未だ掛けたままにしています。例年ならとうに外しています。


モンシロチョウが飛来しているためダイコンにも付きそうで外せないでいます。
ダイコンの葉で持ち上がっていますが、幅広の不織布なので大丈夫です。


品種は「春の都」と「新春蒔総太り」の2品種。何れも青首で、トウ立ちのしにくい晩抽性品種。
春ダイコンで時に問題になるのが低温に遭遇してのトウ立ち。両品種とも全く見られません。
昔は3月上中旬播きのトンネル栽培などもやりましたが、今は無理な早播きはしません。
今年は4月の気温も高く、不織布のべた掛けもそれなりの効果があるようです。
こちらがトーホク種苗の「春の都」。


発芽良好で欠株はありません。生育も順調です。
穫り始めたのがこちら。「新春蒔き総太り」はまだです。
これまでと同じで数日~1週間ほど生育も根の肥大も早い傾向にあります。
今年は気温が高いため例年より数日早まったかもしれません。


収穫を早めに開始しないと後に穫り遅れのものが出てきます。
したがって適期よりも少々早めから穫り始めるようにしています。目安は種播き後50日過ぎあたりから。
今年はとりわけ青首が綺麗に感じます。


穫り始めはやや細身で尻太りがイマイチですが、次第に尻太りもよくなってきます。
穫ってみました。


こちらが「新春蒔き総太り」。


こちらも発芽、生育とも順調です。ちょっと見には「春の都」と区別がつきません。
しかし、よく見ると「春の都」に比べ葉色が濃く葉の切れ込みが細かい。
全体的に生育は「春の都」より数日遅れのように見えます。


根の太りも数日の違いがあるようです。ただ、ずれが出るのはむしろ収穫の幅が広がるので歓迎です。
間もなく穫り始めることになるでしょう。
収穫した「春の都」を洗ってみました。


尻の方が少し硬い感じがするのは過乾燥の影響と思われます。
青首が特に鮮やかに感じます。
今や昔の細身で辛い春ダイコンのイメージは一新され、青首でなければダイコンにあらずの時代になってしまいました。
確かに大根おろしで食べてみても瑞々しく甘い。


ピーマンのわき芽を整理し支柱に誘引

2024年06月04日 | 畑:果菜類

ピーマンの植え付けをしてからほぼ20日経過しました。
当地の植付け適期より早い植え付けになったので、不織布をトンネル掛けしています。


品種は「京みどり」。
花芽がごく小さい苗でしたが、気温が高かったためそのまま直ぐ植付けました。
今年は度々強風が吹き、不織布の効果が十分に発揮されたと言えます。
丈が延び不織布に着くくらいになりました。


被覆期間が想定以上に長くなってしまいました。さすがにここで不織布を剥ぎます。


気温が高く不織布掛けが長引き軟弱に育つ懸念がありました。しかし、しっかりした姿に見えます。


本葉は12、3枚に達してようやく1番花。まだ蕾が白くなってきたところで開花に至っていません。


それでも数日中には咲き揃うと思います。
葉色も良く姿は伸び伸びしており、2番花も沢山見えます。
少し収穫が遅くなるだけで気にしなくて大丈夫でしょう。
わき芽も大分伸びてきたので整理してから支柱に誘引することにします。
1番花の下から出ているわき芽は全て搔き取ります。


掻きました。


ごく小さいわき芽は搔いたつもりでも再生するので、楽に掻けるわき芽だけを取りました。
全ての株のわき芽を掻きすっきりしました。


そして支柱を立て誘引。


ピーマンは花芽が着いたところで2本に分枝し、ねずみ算式に次々と枝が増えます。
さらに生長した後は、株の両側に廃材を利用した支柱を立て簡易な誘引と整枝をして行きます。


花芽のごく小さい苗を植付けましたが、今月中には穫れるでしょう。
まずは体を作ることが大事。収穫は急ぎません。
ピーマンで一番気になるのはエソ系のウイルス。潜伏期間があるのでまだ安心はできないものの大丈夫そうに見えます。




ソラマメの収穫は例年より1週間早い

2024年06月03日 | 畑:豆類

5月末からソラマメを穫り始めました。例年より1週間は早い。


暖冬だったため不織布を外した時点で想定を超えて伸びていました。
そこで簡易な方法で早めに誘引しました。
今年はしっかりしたパイプ支柱を立て横2段にテープを張り支えにしました。
これで倒伏することはありませんでした。


枝は弱いわき芽を整理し7、8本確保されています。莢の整理はしていません。
丈が結構伸びたので腰の辺りでピンチしました。但し、節間が伸び最終的には胸の辺りに達しています。
品種は中晩生の河内一寸。一方、当地方の主力品種は中早生の打越一寸です。
打越一寸は3粒莢の比率が高いので3粒莢の価格が高い市場出荷には有利です。
河内一寸は2粒莢が多い。その分粒が大きいので自家用向きです。種も少し安い。


昨年に引き続き5月末からの収穫となりました。
当地で河内一寸が穫れるのは通常6月になってからで5月から穫れるのは稀。
越冬時の生育が進み、春の気温も高く想定以上に早まりました。
例年、成りがいいのは下部3段くらい。5、6段になると着莢がぐっと悪くなります。
今年はかなり上段まで着莢しています。


但し、春の過乾燥による肥大への影響はありそうです。
昨年少し見られたモザイク症状のある株は今年は見られません。
穫り頃になると莢が膨らみ照りが出てきます。


やはり触ってみるのが確実。粒のところにしっかりした手応えが感じられるようになります。
莢の向きが下向きになると穫り頃とも言いますが、これははっきりしません。
目安になりやすいのは縫合線(筋)で、筋が緑から少し黒褐色に変わり始めた頃が穫り頃です。


筋が冴えた緑色では未熟、すっかり黒くなれば過熟。但し、これも穫り進めると次第に変わってきます。
穫ってみました。乾燥続きだった割りには手応えのある莢が多いようです。


むき身にしたもの。


豆の端の爪のところが通称お歯黒。熟すると黒くなるのでそう呼ばれます。
同様に穫ったつもりでもこのくらいの違いがあります。


むき身にして初めて分ることですが、未熟なうちはお歯黒は緑、次第に黒ずんできて完熟すると真っ黒になります。
市場の卸会社の方からはお歯黒が黒くなる前に穫るよう言われることが多い。
2分茹でてみました。河内一寸は粒の大きいのが取り柄。


茹で時間は個人の好みにより1分半から3分程度。未熟気味の場合は短く、過熟気味の場合は長くです。
お歯黒部分が少しだけ黒ずんだ頃が丁度。未熟でも過熟でも風味が落ちます。と言うのは簡単でも実際は難しいもの。
いずれにしても穫ったらすぐ茹でるのが一番。


水墨画「さやえんどう」

2024年06月02日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

サヤエンドウは少々思い入れのある野菜で、5月から6月にかけ心ゆくまで味わうことが大きな楽しみです。
水墨画でも何度か描いています。水墨画の題材になる野菜は多いもののサヤエンドウを取り上げる方は稀でしょう。
サヤエンドウの実は大概の方が知っていると思います。
しかし、花や莢がどのように着いているのか知る方は少ないかもしれません。
おそらく実際に作っていなければ見ることも難しいのではないでしょうか。
サヤエンドウの全体の姿は実に複雑です。
葉には茎に付く大きな葉とその葉の裏から伸びた蔓に付く対の小さな6枚の豆葉があります。
その豆葉の先には巻きひげが伸び、これを支柱に絡めながら生長し昇っていきます。
花は大きな葉の付け根から花梗が長く伸び2花着きます。そしてこれが莢に生長します。
花には赤花と白花があり、我が家のは赤花です。
全体像を描くのは至難ながら、初めての掛軸作品はサヤエンドウと決めていました。
実は小生もじっくりとサヤエンドウの全体像を観察したのはこの時が初めてです。
ちょうど季節なので、虫干しを兼ね床の間に掛けてみました。
作品名は「豌豆」。


もう一昔ほどにもなります。稚拙さは拭えませんが再掲してみました。




春播き長ネギを植付けたっぷり敷きわら

2024年06月01日 | 畑:葉菜類

春播き長ネギを植付けました。
種播きは3月末。以前はもっと早く播いていましたが、今はあまり早播きはしません。
品種はホワイトスター。


種播き時はポリトンネル掛け、その後不織布に掛け替え5月半ばに外しました。
育苗中は異常乾燥状態でしばしば灌水しました。追肥は灌水を兼ね液肥を数回。
薄播きにしており、間引きはほんの一部厚いところを間引いただけです。
若干混んでいますが、まずまずの苗でしょうか。


苗は十分すぎるほどあるので、良い苗だけを選んで植えます。
畑の方は全面に苦土石灰を入れて1度目の耕耘、元肥を帯状に散布し2度目の耕耘、植付け前に再度耕耘しました。
多少手直しをした後、植付け溝になるところに目印線を付けます。


畝間は昨年同様に幅広の120㎝。
管理機の畝立てロータで土をはねあげ、植付け溝を作ります。


鍬で少々手直しをして植付け溝を整えます。


以前は白根(軟白部分)40㎝以上の長ネギを穫ることを目標に深さ30㎝ほどの溝を立てていました。
しかし、強粘土質のため水が抜けにくく根腐れを起こしやすいことから、今は深さを20㎝くらいの浅めの溝にしています。
それでも畝間を広くし土寄せすることで大分カバーできるようです。
植える時は小さいものは除外し、出来るだけ苗を揃えて植付けます。


植付け間隔は数㎝。直立に植えないと根元が曲がるのですが、あまり気にしないことにしました。
植付け後に、苗から少し離して粒状の殺虫剤と化成肥料を少々バラまき。


最後に鍬で少し土を掛け整えます。


これで植付けは終わりました。


さらに、乾燥防止と土の締まりを抑えるためたっぷりと敷きわらをします。


切りわらは昨年秋から堆積しておいたもので、腐っている部分もあります。
この作業は強粘土質の畑には必須。これが次第に腐れて土がほどよい状態になります。
土を少し埋め戻しわらを落ち着かせます。


これで植付け完了です。


苗は沢山余りました。当分の間補植用に取っておきます。
10月早々からの本格収穫を目指したい。