里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「紅花」

2024年06月30日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3 
 

知人から紅花を頂きました。
紅花と言えば山形県が知られていますが、小規模ながら当県南部でも作られています。
元々は染料として作られていたわけですが、今は専ら切り花として作られることが多い。
近年はこの時期になると毎年のように旬の花としてニュースに取り上げられます。
今年も過日出荷を始めたと生産者の方のインタビューとともに報じられていました。
例年より1週間から10日早いようです。この天候ですから容易に察しがつきます。
紅花は花や萼が実にユニークで画になります。
紅花と言っても初めから赤いわけではありません。咲き始めは黄色、そしてオレンジ色から次第に赤へと変化します。
生花としてその変化が楽しめ、適当な時期にドライフラワーにすればさらに長く楽しめます。
紅花は墨彩の方が表現しやすいのですが、今回は水墨で描いてみました。花だけでなく葉や茎など全体の姿も特徴的です。