里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

夏秋キュウリの下段の整枝

2024年06月27日 | 畑:果菜類

夏秋キュウリは植付けてから約40日。2本仕立てに誘引して2週間ほどになります。


6月20日前から親蔓主枝が穫れ始め、数日後には子蔓主枝からも穫れ始めました。
気温が高いため例年よりペースが速い。長期収穫を目指す上ではあまり良い傾向ではありません。
当地方も平年の11日遅れで6月23日に梅雨入り。しかし、過乾燥状態は続いています。
品種は「OS交配ニーナ」。今年3年目になるので大分特性も分ってきました。
親蔓と3~5節目から出る強い子蔓1本を主枝とする2本仕立てにしています。
親蔓主枝は支柱の肩の少し下まで、子蔓主枝も中段の上まで伸びてきました。


親蔓主枝はすでに26、7節に達しています。
我が家の手作り支柱はやや低いので通常の品種なら頂点近くに達する節数です。
この品種は節間が短く徒長しません。また雨除けハウス向きの品種らしく葉は小振りで締まっています。
今、下段の側枝(わき芽)が盛んに伸びています。


放置すればジャングル状態になります。今年は株間90㎝で枝を間引く程度の半放任も可能ではあります。
しかし、これまで通り整枝を行います
やはり夏秋キュウリでは子蔓、孫蔓と収穫の主体は側枝なので整枝は欠かせません。
整枝は決まり切ったものでないところが難しいところ。側枝(子蔓)の伸び具合を見ながら摘芯します。
時によっては摘芯せずそのまま伸ばす場合もあります。
通常の場合、下段はほぼ摘芯します。大概強く伸びることが多いからです。


側枝(子蔓)の長さが15㎝を目安として摘芯にしています。
2節(葉が2枚)で大体15㎝くらいになりそうなら2節で摘芯します。
それより伸びそうなら1節で摘芯します。
指で計ってみると分りやすく、小生の親指と人差し指を広げると約15㎝です。
これは2節で摘心しました。


これも2節で摘芯。


これは2節にすると15㎝を超えるので1節で摘芯。


下の方は垂れやすいので1節にすることが多い。


すでに摘芯を終えた側枝(子蔓)からはさらに側枝(孫蔓)が伸びてきました。


孫蔓は放任が基本ですが、ベットに近いところは伸びれば摘芯し、ひ孫蔓を出します。
最下段の方の側枝はベットに這わないよう節をネットに掛けてやるようにします。
下段の整枝を終えました。


下段の方は強い子蔓が次々と伸びますが、収穫最盛期になってくると伸びは抑えられてきます。
整枝は一律にやるものではなく天候や株の状態をみながらケースバイケースで行うもの。
この品種はほぼ100%の節成りなので、これからは摘果も積極的に行います。
全体の下段の整枝を終えたところです。


現在、親蔓主枝と子蔓主枝の下段から収穫しています。この程度です。


出荷規格で言うと出来るだけS級で穫るように心がけます。
S級は長さが概ね20㎝。小生の手の平を広げた幅の長さです。


まだ最盛期にはなっていません。
このような側枝(子蔓)から本格的に穫れるようになれば最盛期入りです。


ほどなく主枝を摘芯するようになり2本仕立てが完成します。


7月早々には最盛期に入りそうで、そうすると今の倍は穫れることになります。
今年は植付け本数をさらに減らし僅か6本。総収量は植付け本数とあまり関係ないと言われますが、どうでしょう。
夏秋きゅうりの収穫期間の目標は100日以上、先は長い。