里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

3回目に播いた春ホウレンソウ「サンライト」を穫る

2024年06月24日 | 畑:葉菜類

3回目に播いた春ホウレンソウを穫っています。
3月早々に我流の省力早播きをした1回目の春ホウレンソウは5月中に穫り終えました。
これは穫り切れず放置していた残骸でトウが立っています。


この「キングほうれん草ボーカル」と言う品種は濃緑でがっしり型。未だ特徴がしっかりと残っています。
2回目に播いた春ホウレンソウは5月20日頃から穫り始めまだ少しだけ残っています。
「スプリングほうれん草」はほんの僅かの穫り残し。


まだ残っているのは「キングほうれん草ボーカル」。


この品種は春ホウレンソウとしては珍しいぐらいのがっちりタイプです。
今年の高温乾燥の天候でその傾向が際立っています。
葉は依然濃緑色、肉厚でトウ立ちも極めて遅い。
こちらが数日前に穫り始めた3回目に播いた春ホウレンソウ。


品種はかなり昔に作ったことのある「サンライト」。
たまたま種を見かけたため郷愁に駆られて作ってみましたが、安易でした。
こんな品種だったかと思わず嘆息です。


田んぼ作業の合間を縫って5月初めに種播きしました。
雨が極端に少なく灌水したものの発芽も生育も不揃いで、「サンライト」も運は悪かった。
2回目の春ホウレンソウを穫り終わった後収穫が途切れるだろうと予測しましたが、6月になってあっという間に生長。


2回目に播いた「キングほうれん草ボーカル」を追い越すくらいに伸びました。
良く言えば収穫が途切れなかったとも言えますが、典型的な軟弱徒長。


葉色は黄緑色、誠にもってふわふわと言った葉っぱです。


早くも花芽の見えてきた株があります。晩抽性でも負けているようです。
天候が異常高温だったこともあってタイミングも最悪ではありました。
しかし、冷静に考えてみると典型的な春ホウレンソウとも言えます。
播種期が違いますが、3品種を並べてみました。
左から「サンライト」「スプリングほうれん草」「キングほうれん草ボーカル」


向きを変えて、同じく左から「サンライト」「スプリングほうれん草」「キングほうれん草ボーカル」


写真では違いが分りにくいかもしれませんが、実物ははっきりと違いが分ります。
春ホウレンソウの品種選定はまずはトウ立ちの遅いことが第一でありました。
新しい品種の方が改良されているようです。当然かもしれませんが。