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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

秋キャベツ「あまいキャベツ愛心」を穫る

2022年10月16日 | 畑:葉菜類

数日前から秋キャベツを穫り始めました。
秋キャベツの品種はトーホク種苗の「あまいキャベツあまみさき」と「あまいキャベツ愛心(あいごころ)」。
ともに種播きが7月17日、植え付けは8月8日。9月9日に追肥土寄せ
穫り始めたのは「あまいキャベツ愛心」。


今年は苗がしっかりしており、植付け後の気温も高く生育が進みました。


この「あまいキャベツ愛心」と言う品種は昨年初めて作り、かなりの早生と分っています。
今年はすでに完全結球しています。


9月下旬に結球が急速に進むのが特徴のようです。
姿はコンパクトで、以前作っていたタキイ種苗の「初秋」に似ていますが、さらに早い。
「あまいキャベツあまみさき」とは生育が進むにしたがって、姿がすっかり異なってきます。
早生でコンパクトなので結球は小振り。
この小さめのものを穫ってみました。


形は綺麗です。少々小さく1㎏あるかどうか。


大きさは物足りないものの、このくらい早生なら当然と言うべきでしょう。
食味は甘くて軟らかく極めて良好。
この時期すでに完全結球しているので裂球には注意する必要がありそうです。
こちらがもう一つの秋キャベツ「あまいキャベツあまみさき」。


「あまいキャベツ愛心」とは対称的に旺盛で外葉が大きく葉柄が伸び、下葉がやや垂れます。
結球は7分程度か。


2品種を比べて見ると違いがよく分ります。
右が「あまいキャベツ愛心」、左が「あまいキャベツあまみさき」。


これほど違いがあるので、「あまいキャベツ愛心」収穫終了後に「あまいキャベツあまみさき」を穫り始めて丁度のようです。


今年のイチジク「蓬莱柿」は意外に早い

2022年10月15日 | 畑:果実類

イチジク「蓬莱柿(ほうらいし)」を収穫しています。
10月早々から穫れ始めました。


昔あった在来種は9月が最盛期。
この「蓬莱柿」と言う品種は穫れるのが遅い。10月下旬からようやく穫れ始め多くの未熟果を残し僅かの収穫で終わった年もあります。
今年は全般的に気温が高かったので比較的順調なのでしょう。
8月初めに自分としてはかなり強く枝の整理と摘芯をしたつもりです。
それが成熟するのに良かったのかどうかは不明。
摘芯したところからはわき芽が伸び、未だかなり茂っているところを見ると、そもそも樹勢が強すぎるのかもしれません。
どういう訳か、この1本が特に早くから穫れ出しました。下の方はすでに穫り終えました。


中ほどの果実が穫れ始めました。


早くから穫れた木は樹勢が少し落ち着いている感じがします。


今はどの木からも穫れていますが、この木が盛り。


このイチジクは熟すと色が赤く変わるので分りやすい。


これは別の木。


熟した果実は触ると少し柔らかさを感じるようになります。
そして、果実の頭が割れ始まった頃が完熟の印。


ただし、ちょっと遅れるとパックリ割れてしまいます。
自家用にはさして問題ありませんが、日持ちは殆どしません。
この木が樹勢が一番強いように見えます。


穫れ始めが一番遅いようです。


未熟果が沢山残っています。


昔あった在来種は、当県の試験研究機関の調査研究で「ブルンスウィック」と言う品種と解明されています。
小さくて皮も剥きにくく味も薄いので生食には適さず、専ら甘露煮にしました。
我が家でも甘露煮をどっさり作ったものです。ですから当地方ではイチジクと言うと今でも甘露煮をイメージする人が多い。
小生はこの甘露煮が得意ではありません。
一方、この「蓬莱柿」は皮がするっと剥け、適度な甘さで生食に適します。
甘露煮が苦手な小生にも生で美味しく食べられます。


纏めてどっさり穫れるという感じにはなっていませんが、イチジクは足が早いので適量穫れ続けた方が都合は良い。
何れ穫れるのは11月上旬くらいまでなので、残っている未熟果のうちどのくらいものになるかです。


トマト連続摘芯栽培'22~収穫は順調で残りはあと少し

2022年10月14日 | トマト連続摘芯栽培

トマト連続摘芯栽培は順調に収穫が続いています。

ここまで、第1花房、第1基本枝(第2、第3花房)、第2基本枝(第4、第5、第6花房)、第3基本枝(第7、第8、第9花房)と終了。
第3基本枝にはおまけの+α花房をつけた株があり、よく着き収穫しました。
第4基本枝も第10花房は終了、今、赤くなっているのが主に第11、第12花房。
第11花房は収穫の終わりが近く、第12花房も穫れています。
本来はここで芯止めですが、おまけの花房をかなり着けています。


古い枯れ葉は整理していません。
昨年は基本枝ごと切断しました。今年は基本枝も残したままです。
ネットで囲っており作業がやりにくいこともありますが、樹勢の維持にはプラスになっているようです。


見てくれは良くないものの、花房周辺の葉は青々としているので問題はないでしょう。


裂果が少し出てきました。


この株は第4基本枝の第10花房は収穫が終わり第11花房が1個赤くなって残っています。下の第12花房も間もなく終了、さらにおまけの+α花房が下に着いています。


この株が最もステージが進んでいる株。
第4基本枝第12花房までは収穫が終わりました。右下に+α花房が着いています。


今色付いているのが変則的に作った第5基本枝の最初の花房で間もなく収穫出来ます。その下にもう1花房。
まだ色付いていない花房が二つありますが、すでに白熟しているので何とか穫れそう。
全て収穫出来ればトータル15花房とこれまででも最高クラスです。
今年は第2基本枝以降全て3花房を着けました。
例年、どこかで競合を起こし着果の悪い花房が出ます。今年はそれが軽微で着果が安定していました。
昨年は第4基本枝第10花房で急失速しましたが、今年は未だ順調。健全な葉も残っています。


後作の関係で、あと10日ほどで終了。
その後、今年のトマト連続摘芯栽培の結果を整理し、記録します。


シュンギクと小カブの間引き

2022年10月13日 | 畑:葉菜類

シュンギクと小カブの間引きをしました。
種播きはともに9月20日で昨年より若干遅い。
施肥耕耘した後、幅70センチくらいの短冊状のベットを作ります。
薄くバラ播きし、クワで覆土後、切りわらを掛けています、
雨に叩かれたものの発芽は良好。
これがシュンギク。


品種は中葉春菊。わき芽が出やすく摘み取り栽培に適する品種です。
発芽後に厚いところを一度間引きました。
生育は順調、混んできました。


ここで数㎝間隔になるよう間引きます。


最終的には10~15㎝間隔にするのですが、ここではその半分くらいが目安。


このシュンギクは摘み取り栽培します。但し、その前に一度抜き取り収穫をするのです。
シュンギクの栽培には抜き取り栽培と摘み取り栽培の二つの方法があります。
我が家では半分くらいを抜き取り収穫した後、摘み取り栽培に移行します。
つまり、最後に間引きを兼ねた抜き取り収穫を行うので、今回はそのことを勘案して間引きます。
間引き終了です。多少の間隔の広狭はしょうがないところ。


これが小カブ。


品種は「耐病ひかり」。
古い品種ですが、生育がよく揃い、大カブになっても美味しいので作り続けています。
発芽後にやはり厚いところを一度間引きしています。
こちらも生育は順調で、混んできました。


10~15㎝間隔に間引きます。


ただ、収穫は生育の良いものから順次穫り、株間を広げていくので、ここは10㎝が目安。


若干狭いかもしれません。
様子を見て早めから穫るようにします。


遅穫り用カボチャ「雪化粧」「白爵」を穫る

2022年10月12日 | 畑:果菜類

遅穫り用に作っているカボチャを収穫しました。
冬至カボチャにも使う貯蔵用です。
7月1日に直播きしたもの。
品種はサカタのタネの「雪化粧」と1株だけ古種で渡辺採種場の「白爵」。
株間が狭いため整枝は親蔓1本仕立てで、端の1株だけ子蔓1本を残し2本仕立てにしました。
今は葉がすっかり傷み、先の方がこんな状況。


思うようには実が着いてくれず、最初に着果したのが20節目くらい。
それが実質的な1番果で、2番果は落果し一つも着きませんでした。
全てほとんど同じ位置に着いています。
今に至って果実の周辺にまともな葉がなくなってしまいました。雑草も繁茂。


真夏に開花するこの作型は難しい。北海道や高冷地のようにはいきません。
見かけは悪くないようですが。


何とか「雪化粧」5個、「白爵」1個を確保。
結局、1株1果となりました。こちらが「雪化粧」。


こちらが「白爵」。


それでも、一昨年ゼロ、昨年3個から見ると今年はずっと良い。
もともと1蔓1個が目標だったので伸ばした子蔓1本が着かなかっただけでした。
8月20日過ぎまでには全て着果したので、ほぼ50日経過しています。
サカタのタネによると、開花後50日で最高の品質になるとあります。
最後は葉が傷んでしまったのでどんなものでしょう。
一斉に収穫しました。


形は良く大きさも2㎏前後、大きいものが3㎏と比較的揃っています。
右が「雪化粧」、左が「白爵」。


同じ白皮系でも「雪化粧」は青みがかった灰色、「白爵」はほぼ純白です。
ともに極粉質で貯蔵性が極めて高い。


サカタのタネによると、1カ月程度の貯蔵で甘みが増し食味が最高になるとあります。
消費するのは大分先です。
「九重栗」カボチャが沢山残っています。


まだ3番果が手つかず。
まだまだ大丈夫ですが、極粉質とは言え次第にホクホク感は衰えてきます。