里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

美味い青大豆エダマメ「秘伝」

2022年10月08日 | 畑:豆類

近年、美味いエダマメとして評価の高い青大豆の「秘伝」。
この「秘伝」と言う品種は岩手県の種苗店が在来種から育成したもの。通常「秘伝豆」と言っています。
当地方でも収穫祭を行うなど熱心に取り組んでいるところがあります。
これは6月12日に種を播いたもの。晩生種のためかなり茂っています。


蔓化気味ですが、それなりに着いています。


実は、この一角は助っ人のコーナー。
小生が、畑の準備をしてやり、好きなものを作るようにしています。
ここは若手助っ人のブロック。自ら作ってみるのは大変良いことなので応援しています。
エダマメを極早生、早生、そしてこの晩生種「秘伝」と3種播きました。
極早生、早生種は収穫は終わり、それなりに穫れています。
晩生種「秘伝」が最後で、すでに一度収穫しました。
本来なら途中土寄せをすべきところながら、マルチは張ったままです。
草丈も高くなり茂っているので、所々に支柱を立てテープで支えています。


ほどほどの成りと言ったところでしょうか。


それでも蔓化気味の枝にも結構着いています。


莢は粒張りがよく、濃緑で白毛なので見栄えが良い。


助っ人達が楽しみながら、それなりに穫れれば大いに結構。
この「秘伝」は青大豆。いわゆる青豆です。


当地方では昔から青豆が珍重されます。
昔、我が家でも青豆を作っていました。自家採種で、「青ばた豆」と言われています。
今では殆ど無くなりましたが、未だ青大豆のことを「青ばた豆」と言う人は多い。
何故「青ばた」と呼称されるのかは定かでありません。
小生は青ばたは「青端」ではないかと思っていますが。
幼少の頃、どこの家でも青大豆を田の端の畦に植えたものです。
青豆は完熟しても青いので、当然エダマメでも青味が強い。大豆になれば色や香りがいいので、きな粉としても使っていました。
「ずんだ餅」は当県の伝統食であり名物の一つ。
「ずんだ」はエダマメをすり潰し、あん状にしたものです。青味が強いほど綺麗なので、青豆が最も適します。
美味いエダマメとして庄内の茶豆や丹波の黒豆が知られますが、色が悪くずんだには適しません。
助っ人が、穫った「秘伝豆」を茹でて置いていってくれました。
やはり莢は大きく濃緑で白毛のため見栄えが良い。


剥いてみると、粒は大きくふっくらしており緑が鮮やかです。


収穫して即茹でるためでもありますが、「秘伝豆」は香りも良く美味いことは間違いない。