里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

イチジク「蓬莱柿」の枝の整理と摘芯

2024年08月07日 | 畑:果実類

イチジクの枝の整理と摘芯を行いました。
品種は「蓬莱柿(ほうらいし)」。
早いもので植えて11年目になります。


しかし、手入れが行き届かず、夏を迎えるまでに2本が枯れてしまいました。
以前にも1本枯れています。
いずれもカミキリムシです。何度かは薬剤の注入などをしたのですが駄目でした。


イチジクはカミキリムシが天敵で、植える前にあった在来種が枯れたのもやはりカミキリムシです。
残ったの2本だけでも何とか維持したい。
「蓬莱柿(ほうらいし)」と言う品種は秋果専用種で、昔あった在来種より1ヵ月ほども遅い晩生種。
在来種と言われてきたイチジクは、県の試験研究機関が「ブルンスウィック」という品種と同定しています。
よく分らないままに寒さに強いと言うことで「蓬莱柿」の苗木を購入しました。
当地ような寒冷地では未熟のまま終わってしまうことも多々あります。
当地では11月上旬くらいまでが収穫できる限界です。今ごく小さい果実は多分穫れないでしょう。
昨年は気温が高くこれまでで一番穫れました。着果した果実の殆どが穫れたのは珍しいことです。
新しい枝はすごく伸び、手を伸ばしても届かないくらい。枝数も多くなっています。
果実の成っていない枝もかなりあります。
よく分らないながらも2年ほど前から自分なりの基準を作り、この時期に枝の整理と摘芯をすることにしました。
1、枝の数は25本くらいに整理。
2、下枝を中心に実の着いていない枝は根元から切り戻す。
3、樹勢が弱くなりすぎないよう全体の本数の範囲で実の着いていない枝も残す。
4、芯は植木剪定用の枝切り挟みで届く位置で芯止めする。などです。
手前のこのイチジクから。


枝は40本以上。高く伸びています。
枝数が多いので実の着いていない枝は大分切りました。
手前の部分で、これが整理する前。


整理後。


全体に大分透けて光線が透りやすくなりました。


果実はあまり多くありません。この枝のように成れば申し分なしですが。


これが整理した枝。


別のイチジク。


これが整理する前の手前の部分。


整理後。


全体ではこの程度になりました。


果実はこちらの方が少し多いようです。


整理した枝。


昨年はこの度枯れたイチジクに多く成っていました。
カミキリムシで樹勢が落ち、かえって実は着きやすくなっていたのかもしれません。
2本になってしまったイチジクの枝の整理と摘芯が終わりました。


イチジクは女性が好むようで、昨年は豊作だったことから助っ人が方々に配り喜ばれたと言っていました。
今年は残念ながら半減したので期待に応えられそうにありません。



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