里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

小カブが一段と美味しい

2023年01月06日 | 畑:根菜類

小カブが一段と美味しくなってきました。
厳寒期を迎え、冬野菜は体内に糖分を蓄え寒さから身を守ろうとします。
小カブも同様、一層甘味と旨味が増してきます。
濃緑の葉が低温で僅かに黄ばみが出てきましたが、味はピークと言っていいでしょう。


品種は「耐病ひかり」。
種播きが9月20日。バラ播きで発芽、生育も良好。10~15㎝間隔に間引きしています。
11月10日頃から間引きを兼ね、生育の進んだものから穫り始めました。
穫り始めの頃は葉に隠れて蕪がほとんど見えませんでしたが、今ははっきりと見えるようになってきました。


穫り始めはやや密植だったものが、今は十分な広さの株間になっています


今年は生育もよく揃ったため、畝全体が株間15~20㎝くらいになったところで一方向から穫ることにしました。
この辺りは僅かしか残っておらず、これを穫れば約1/3を穫り終えます。


残りは畝の2/3ほど。これから穫るのがこちら。


大きさも今が一番手頃な大きさです。


それでも、混んでいるところも若干残っていました。


「耐病ひかり」と言う品種は多少大蕪になっても美味しく食べられます。
但し、生育日数が長くなり大蕪になれば、繊維分が感じられるようになるのは否めません。
今が一番小カブらしい舌触りと甘味、旨味を感じることが出来ます。


蕪だけでなく葉や茎も味が乗り美味しい。
間もなく穫り終える辺りの残りの数株を穫ってみました。


耐寒性が付いたと言っても酷い低温になると蕪の部分が凍害になることがあります。
今年はそれほどの低温になっていません。下がってもー2℃程度で、凍害の症状は全く見られません。
洗ってみました。


やはり純白の蕪と緑の葉のコントラストが綺麗です。
我が家では、ほぼ毎食小カブの浅漬けを欠かすことがありません。晩酌の摘まみにも最高。飽きることがないのです。