里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

原木シイタケの植菌

2023年01月29日 | 山菜

原木シイタケの植菌をしました。
原木のナラの木は、先日切り出し、作業場の下屋に運び込んでいました。
直射に当たらないようコモを掛けていましたが、切り口には僅かにひび割れが見えてきました。


種駒はなじみの農業資材店から購入しています。
品種は日本農林種菌の「すその360」という品種で、これだけしか取り扱っていません。


今回は500個入り2袋を使い切ったら打止めです。


作業前に簡単なマニュアルを確認し、最初の1本を計測しながら植え込みました。


電動ドリルで穴を開けます。穴の直径は8.5㎜、深さ20数㎜。


穴の数の標準は、長さ1mの原木の場合で太さの直径の4倍となっています。
我が家の原木は長さ90㎝なので換算すると直径の3.6倍。
この原木は直径12、3㎝なので45穴くらいになります。


穴の間隔は15~18㎝、


列の間隔は3~4㎝で千鳥に植え込みます。


切り口近くは数㎝のところに穴を開けます。
少し纏めて穴を開けたところに種駒を入れ、ハンマーで打ち込みます。


原木1本打ち込み終わりました。


太さから換算すると若干多めに打ち込まれたので、この後少し調整します。
最初の1本を計測すれば、あとは目測というか、感覚です。
まず原木1本まるごと穴を開け、その後ある程度種駒を差し込み並べてからハンマーで打ち込みました。


節の所や枝切りした周辺は多めに種駒を打ち込みます。


シイタケ原木は直径10~15㎝が理想と言います。大部分はその範囲ですが、細いものもあります。
最後の数本は、齣数を調整しながら打ったので、標準より少なくなってしまいました。
全部で27本になり、4本ばかり余しました。
スタートが遅くなったこともあって、ここで薄暮となりました。


打った種駒は1本当たりにすると37個と言うことになります。
1袋500個丁度だとすると、標準より若干少なめの打ち込みになったかもしれません。