里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今冬の長ネギは近年では一番

2023年01月18日 | 畑:葉菜類

ネギは真冬の今どきが最も旨い。
今冬の長ネギは近年では一番です。


10月早々から本格的に穫り始めたので3ヵ月半ほど。
11月の時点で、近年では一番出来が良さそうと期待していましたが、厳寒期に入りその通りになっています。
品種はホワイトスター。


当地、今年の秋冬期はここまで総じて気温が高く乾燥傾向。雪のみならず雨も甚だ少ない。
強粘土質土壌の我が家の畑は雨が多いと湿害を受けやすい。とりわけ長ネギは弱いので幸いしました。
昔は白根(軟白部分)40㎝の長ネギを穫ることを目指しました。
そのため深い溝を作って植付け、しっかり土寄せする栽培法でした。
ところが、しばしば大雨で湿害を受けたことから、今は湿害防止を最優先に。
植え溝は浅くし、ほどほどの長さで良しとすることにしたのです。
低温期でも、日を追うごとに丈も太さも少しずつ生長しています。今年は揃いも良い。


厳寒期ですから外葉は垂れ下がっていますが、枯れ上がっているわけではないので気にしません。


新葉はピンとして色艶も良い。外葉を上げて見れば、太りも良好。


但し、土寄せは限界で十分には出来なくなっています。これは残念ですが、しょうがありません。
植え溝を深くしていれば、満足できるくらい土寄せできていたでしょう。
ですが、それでは何のため湿害防止を優先にしたのかと言うものです。結果論で考えるのは女々しい。
これは11月末に曲がりネギ風にヤトイをしたもの。


1ヵ月ほど遅植えになった1畝をしっかり軟白するために斜めに寝かせて植え替えました。
1ヵ月半ほどの間に新葉がすっかり立ってきました。すでにかなりの曲がりが出ているはずです。


手前側が寝かせた方、軟白が容易に完全に出来ます。


もう収穫可能ですが、まずは長ネギの収穫を進めるのが先決。曲がりネギの収穫は大分先になるでしょう。
長ネギを数本穫ってみました。何れも一本太ネギらしい姿になっています。


調製してみました。


分岐までの丈は40㎝あります。太りも十分。
残念ながら土寄せが限界で軟白は不十分、軟白は30㎝といったところでしょうか。
ですが、これで満足です。