里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

蔓なしインゲンと蔓ありインゲン

2020年07月22日 | 畑:豆類

 サヤインゲンは蔓なしと蔓ありの両方の種類を作っています。
 それぞれ長所短所があります。
 こちらが蔓なしのサヤインゲン。


 蔓なしインゲンは早くから集中して穫れるので、早播きし7月上中旬を中心に穫るように作っています。
 4月末に省力直播き、6月末から穫り始め、ここ2週間が収穫の最盛期でした。現在は収穫の終盤です。品種はさつきみどり2号。


 初めて畝間が150センチの2条植えとし、全て2粒播き、間引きなしの成り行き1~2本立てにしたため、株数が多くなり、ピーク時は沢山穫れました。


 収穫は助っ人にお任せですが、葉がいっぱいに覆い茂っため、葉搔きをしながら穫ったようです。それでも未だ葉が多い。


 発芽後の異常低温とその後の乾燥で生育が遅れた株はまだかなり実を着けています。
 今月いっぱいで終了です。


 こちらは蔓ありのサヤインゲン。蔓が伸びてきたので摘芯しました。


 蔓ありインゲンの長所は長く収穫できること。夏から秋まで出来るだけ長く穫りたいところですがどうなりますか。
 蔓なしインゲンの収穫が終わる頃から穫れるように播いています。例年は5月末に種を播いていますが、今年は蔓なしインゲンの収穫が少し遅れると思い、6月5日に直播きしました。
 蔓がネット支柱の頂点まで伸びてきました。ここで摘芯。


 畝間に飛び出している蔓もあります。


 これらも全て元から切り戻しました。


 播種後、数株ネキリムシの被害で追い播きしましたが、今では一見分らなくなりました。
 風当たりがいい畑なので、台風などには不安があります。
 品種は「ケンタッキーカンサス」と「いちず」で、何れもケンタッキーワンダー系の丸莢の品種。
 従来から使っている「ケンタッキーカンサス」に加え、初めてカネコ種苗の「いちず」という品種を試します。
 発芽時から違いがありました。
 これが「いちず」。


 発芽揃いが良く生育も早い。葉はケンタッキーカンサスに比べ色が淡く少し薄い感じがします。しかし旺盛に茂ります。2本立てにしましたが、これなら1本立てが良かったかもしれません。


開花も早く、すでに大分着莢しています。初期収量は「ケンタッキーカンサス」より多くなることは確実です。これで長持ちすれば大したものですがどうでしょう。


 こちらが「ケンタッキーカンサス」。


葉は色が濃く厚い。発芽や初期の生育では「いちず」に負けています。1本立てもあるので「いちず」のようには茂っていません。

花も「いちず」より遅く、今のところ数も少ない。


 一見したところ「いちず」の方がよく見えます。しかし、穫ったわけではなく、先は長いのでまだまだ分りません。
 今月末か8月早々の収穫始めとなりますが、蔓なしインゲンとのリレーは上手くいきそうです。