里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

夏秋きゅうりの整枝と摘葉、摘果

2020年07月25日 | 畑:果菜類

 今年の夏秋きゅうりは6月半ばから収穫が始まり、気温が高かったことから7月早々には2本仕立ての全ての主枝の摘芯が終り、最盛期に入りました。
 このようにペースが速いと樹も弱りやすい。合わせたように、今月に入り雨が多く日照不足で樹の衰える条件が揃っています。


 収穫は今がピークです。
 中段の側枝(子蔓)が盛んに穫れています。


 上段の側枝も穫れるようになっています。

 
 下の方は孫蔓が穫れてきました。


 枯れたり黄変した葉が出てきましたし、斑点が付いている葉も目立ってきました。褐斑病と思われます。
 まず整枝。
 子蔓の摘芯は大部分終わっています。このように中ほどの子蔓であまり伸びないものは無理に止めないようにしています。


天候の悪い時にあまりきっちり摘んでしまうと一層弱りやすいからです。例年だと7月中は摘芯しますが、今年は天候と樹の状態を考え、止めようと思います。


 孫蔓は摘芯せず伸ばすのが基本です。


 自然にネットに這うのが難しい孫蔓はネットに掛けてやり伸ばします。

 勢いが強く伸びる孫蔓は摘芯し、ひ孫蔓を出しますが、今年はやる場面があまりないと思います。
 地面に近く地べたに這うようものだけ摘芯するか切り戻します。


 次に摘葉。
 枯葉や黄変した葉は随時掻いていきます。
 キュウリの葉が働くのは展開してから50日くらいと言われます。このキュウリの主枝は7月初めにピンチされているので、主枝の全ての葉は8月いっぱいで寿命が尽きる計算になります。これからは子蔓や孫蔓の葉が働けるように、枯れ葉だけでなく邪魔をする古い親葉も少しずつ摘んでいきます。
 この親葉を摘みます。


これで、古い葉の陰になっていた新しい葉に日光が当たるようになります。


 摘むのは一度に1株1、2枚。


 次に摘果。


 形の悪いものはできるだけ小さいうちに摘果するようにします。本当は、沢山穫れる時ほど思い切って摘果し、樹が弱らないようにすべきなのでしょう。


 整枝、摘葉、摘果と一連の作業が終わりました。


 当地方でも今週になって気温が上がり、キュウリが成り込みました。


一度に1株から3、4本一気に穫れているので、確実に成り疲れするでしょう。目標収穫日数100日からするとまだ3分の1余り、先は長く厳しい。