そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

2014年 徒歩の旅 第25日  三原市・山根旅館へ

2016年01月06日 | 2014年太平洋側の旅-前半
4月4日(金) 小雨のち晴 (東広島市・西条駅前ユースホステル
                               ~三原市・山根旅館)





出発準備終了後、4時15分ごろから、同宿の高齢者男性2人と、談話室でコーヒーを飲みながら旅の話などをした。新潟から来た人は、JR全線の旅をしていて、8割がたまわったと言っていた。いろいろな旅の形がある。彼らは、ユースのイベントである「酒蔵まわり」がお目当て、とのこと。

5時 雨滴が飛んでくる程度。昨夜のテレビの予報では「花散らしの雨」と言っていたが、さほどではない。宿の前で、オーナーのブログ用の写真撮影をして出発。その後、オーナーが、暗い中では県道59号線までの道がわかりにくいだろうと、15分ほど近道を教えながら一緒に歩いてくれる。有難い、感謝。広島西条駅前ユースホステルは、湯船がなかったのが唯一物足りなかった点で、そのほかは、設備もオーナーの人柄も満点のおすすめの宿でした。

オーナーにもらった59号線までの地図(実際には、オレンジ線とは異なり、細い路地の近道を導かれて通った)。


というわけで、

5時30分、山陽自動車道の下をくぐりぬけた地点で、無事59号線に合流。空が白みはじめる。コンビニでおにぎりと牛乳の朝食。

59号線は、時々車が通るが、2号線と比べたら雲泥の差。小雨の中、傘をさして歩く。
 
6時30分、雨は降ったり止んだり、傘はさしたり閉じたり。歩きやすい快適な道を山陽本線と並行しながら行く。


部分的には、歩道がなく道幅も狭いところでヒヤヒヤすることもあるが、交通量が少ないのでさほど苦にならず。ゆるやかなアップダウンの道にはツツジが咲いている。


7時25分、白市駅方面との交差点。


冷たい風が吹き始めてくるが、強い北風が追い風となって、むしろ歩きやすい。

7時50分、入野(にゅうの)に入る。


8時30分、急速に天気が回復し、青空、日差し。


周囲は全く田園地帯。


標高が若干高いせいか、冬の気配が残っている。風は冷たく、梅が満開。


8時45分、遠方に巨大な広島空港進入灯の鉄塔。ちょっと前回の旅で見た余部の鉄橋のような雰囲気。そういえば、余部鉄橋は今ではコンクリート橋に架けかえられてしまった。


8時50分、広島空港と国道2号線を結んでいる県道73号線と交差。


8時55分、三原市へ入る。また上り坂だ。


直下から見た進入灯。高さ70メートル。長さ800メートル。デカい。空港が山中にあるため、このような形態になっている。


滑走路末端が見える。


青空を飛ぶ飛行機(中央やや下)。


さらにアップダウンを越えていく。




9時30分、谷底へ降りて行くような、歩道のないジグザグのものすごい下り坂を、ジャンジャン下っていくと、突然、鮮やかな芝桜の花。


ようやく人家のある本郷町の集落に。


9時50分、さらに下って、山陽自動車道をくぐった先にあった石仏。




10時50分、本郷町北方にて国道2号線に合流。一気に大型トラックの波。


11時15分、体がもっていかれそうになるくらいの強風である。救いは、向かい風ではなく、斜め後方からの風であるという点。


11時25分、本郷大橋東詰交差点。ここまで降りてくると桜も咲いている。


12時30分、沼田川に沿って2号線を行く。


12時50分、分岐を左折、駅方面へ。郊外型量販店などを過ぎて、


14時、JR三原駅へ。


寒いので、途中で休憩もあまりとらずに歩いたため、ずいぶんと早く三原駅に着いてしまった。宿は、16時にチェックインなので、駅で時間調整をしようとしたが、待合室もない。寒い吹きさらしのなかで、それでも椅子に座って休んだが、いやぁ寒い寒い。列車待ちの人に聞いてみたら、今日は特別に寒い、と。
16時、駅のそばにある山根旅館に入る。宿泊、2食付き 5100円。宿は、昔風の駅前旅館といった感じで、大きな浴槽があり、手足を十分に伸ばして温まった。

歩数  58568歩  (累計  1360608歩)
距離  39km    (累計  881km)
費用  5235円   (累計  128389円)









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