そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

徒歩の旅 第41日 敦賀市  野坂いこいの森キャンプ場へ

2009年03月31日 | 2008年日本海側の旅
5月21日(水) 晴 (「国民宿舎小浜ロッジ」~敦賀市 「野坂いこいの森キャンプ場」)



7時50分、出発。晴れて、無風、快適なり。


予定では田烏を経て三方五湖方面にいくことにしていたのだが、宿と歩行距離などを考え、JR小浜線に沿って行くことに変更する。
「小浜ロッジ」から国道27号線に向かって歩いていると、なんと先の方にBさんがいる。聞くところでは、昨晩は小浜の民宿に泊まったとのこと。お互いすぐそばで泊まっていたわけだ。まだ少し足が痛そうである。5月4日以来の再会をよろこび、ケータイのデジカメでお互いの写真を撮りあい、住所を交換しあう。その後は、Bさんはゆっくりだが連日歩く計画、こちらは少し速いが時々連泊したりするという具合に、それぞれのペースが違うので、またどこかでお会いしましょうと挨拶し、とりあえず僕が先行する。
8時45分、前方から傘をザックにさしたいかにも歩き旅らしき男性が来る。挨拶を交わし、少し話す。彼は29歳で、東京から歩いて来て、屋久島に向かっているとのこと。小さなザックなので泊まりはどうしているのかと聞くと、主にバス停で寝ている、富山で無人駅で寝ていたら通報されてパトカーに乗せられてしまった、などの説明。大まかな県地図しか持っていないので、それでは不便だろうと、途中の道の駅や旅館で手に入れた小浜と舞鶴の観光パンフレット付き地図をあげる。大変に喜んで、お互い目的達成まで頑張ろうと握手をして別れる。
気温19℃の表示があるが、それ以上に暑く感じる。
9時、遠敷川を渡る。左手。


右手、上流側。


9時30分、新平野駅を通過。
9時35分、相変わらず歩道がすっきりしないか、もしくは全くない道路を、トラックがすれ違っていくなか、若狭町に入る。


10時20分、上中のスーパーで買い物。牛乳、トマト、バナナ、メンチカツ、あじフライ、サラダ、バターピーナツ、飴。牛乳はその場で飲む。
10時40分、線路の向こう側には、麦畑と緑の稲。麦は黄金色に熟れ、まさに季語の「麦秋」なり。


その後は、小浜線から離れ、整備されて広い歩道もあるバイパス風の坂を上っていく。
11時50分、倉見峠に着く。
暑いので自動販売機を探し食事休憩。メンチカツ、サラダ、トマト、バナナを食べる。
12時50分、道路は続くよ どこまでも。


麦と稲。コントラストが面白い。


13時05分、依然として暑くてたまらず、バス停にて小休止。
13時50分、三方駅前を通過。
14時40分、美浜町に入る。


15時20分、美浜駅で休憩。手持ちのツーリング用地図では、今日の宿泊予定地である「野坂いこいの森キャンプ場」の位置などが詳しくは分からず。わかりやすい地図が欲しいと思ったが、残念ながら駅のパンフレット類の中にはない。
15時50分、駅の先のコンビニで買い物。飲むヨーグルト、バターロール。
16時05分、美浜東バイパスは入口が工事中で通れず。
16時25分、山上交差点を右折し、途中からバイパスに入る。車の量が一気に減って、気持ちがよい。


16時50分、道路の脇で草刈をしていた男性から、どこまで行くのかと尋ねられる。北海道までと答えると、感激して「素晴らしい」「素晴らしい」を連発し、握手を求められる。彼の話では、キャンプ場は間近なこと、また道も標識も明瞭であるから迷うことはないだろうということ。まずは一安心。
17時15分、佐田トンネル(460メートル)を抜け、その先を右折して、関峠に向かって坂を上っていく。
17時30分、関峠にて敦賀市に入る。


17時45分、キャンプ場の表示のある分岐に、あと2kmとある。
18時15分、粟野駅を左に見送り、坂道を随分上った先に快適そうなキャンプ場がある。宿泊者は他に誰もおらず、管理事務所が閉まっていたので無断だが、今夜はここに泊まらせてもらう。幕営0円。

経費  8,768円     累計  155,614円
歩数  63,238歩    累計  1,923,415歩
距離   45km      累計  1,249km

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