そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

徒歩の旅 第31日 米子市  ビジネス・インよなごへ

2009年03月11日 | 2008年日本海側の旅
5月11日(日) 雨のち晴 (「松江レークサイドユース」~米子市 「ビジネス・インよなご」)



休養日を2日とったが、今日からまた本格的に徒歩の旅の開始である。Bさんはどれくらい先行しているのか、気になるところ。
早朝、ユースの窓から宍道湖と青空が見える。


これは幸先よいと思ったが、出発の支度をしていたら、急に雨。
8時10分、予報は天気回復とあり、雨具着用で出発する。
宍道湖湖北自転車道を行き、雨が小降りになってくる中を、早苗の写真を撮ったりしつつ歩く。ユースのオーナーの話では、このあたりは早場米の米どころとのこと。なるほど苗の生育がよい。


油断して途中で道に迷い、小さな坂を越える。ようやく昨日バスで通った記憶のある道路に出て一安心。
9時15分、湖に沿った国道431号線に出たので、湖岸の遊歩道を行く。
小泉八雲のレリーフ。
「神々の国の首都 松江 
私も方々へ巡礼の旅をしなければならない。この市をぐるっととりまいて、みずうみのかなた、山々のあなたに、いつからともなく古い神聖な場所があるから。」と刻まれている。


耳なし芳一の像などを見つつ行く。


9時30分、宍道湖大橋が近づく。高層ビルは、松江市で一番高い山陰合同銀行ビル。


9時40分、宍道湖大橋を渡る。


このころから再び青空が見えてくるが、風が強く寒い。


きのう乗った「松江レイクラインバス」が走っている。


9時50分、松江駅を通過して、
10時、松江中央郵便局で母と自宅宛のお土産のエクスパックを出す。
10時10分、山陰道の国道9号線に合流。
しばらくJR山陰本線と並行して歩く。
10時55分、宍道湖と中海をつなぐ大橋川の彼方に中海大橋が見える。橋の向こう側が中海。


大橋川に浮かぶ塩楯島と右に山陰本線。


塩楯島の手間天神社の鳥居が見える。舟でわたってお参りするのかな。


中海大橋が近づく。空はだいぶ晴れてきたが、風強く雲の動きが早い。


11時25分、中海大橋を通過し、そのまま国道を離れて中海に沿って写真を撮りながら行ったところ、工業団地の中に迷い込んでしまう。
引き返し、20分ほどロス。
12時10分、揖屋(いや)駅手前のコンビニで牛乳を買い、きのう買っておいたメンチカツ、ウインナーで昼食。
12時40分、再び国道9号線に合流。
13時30分、水田の向こう側は中海。中海は日本で5番目に大きい湖で、汽水湖。


13時40分、東出雲町をあとに、安来市に入る。空はもうほとんど青空になり、綿のような雲が浮かんでいるが、相変わらず風が強い。






14時、「どじょう掬い」の安来節演芸館への案内。


荒島駅を過ぎたあたりで、雲に蔽われてぼんやりながらも、ちょっと大山が見える。


14時30分、飯梨川をわたる。前方に大山。


飯梨川はきれいな川床。


その後はずっと大山を眺めながら黙々と寒い向かい風に抗して歩く。
15時05分、安来駅で小休止。予定では、今日の宿泊はこの近くの十神山なぎさ公園のキャンプ場だったが、強風と寒さを考慮してキャンプは取り止め。むしろ、この間の2日の連泊による遅れを挽回すべく、また明日の行程をも考えて、行けるだけ行こうと決める。
15時50分、大山上空も雲が取れ美しい姿を現す。


16時20分~35分、公衆電話で米子駅周辺の宿探し。米子駅前のビジネスホテルに決定。
16時45、吉佐を通ぎ、島根県を後にして、鳥取県米子市に入る。7県目。




県境。


16時50分、中海に太陽が反射して輝き、とてもきれいなので写真を撮る。


米子駅に向かい、駅周辺を電話で聞いたとおりに探しつつ行くと、駅前の大きなホテル群の中に、小さな「ビジネス・インよなご」がある。


17時20分、到着。受付を済ませ、女性オーナーに教えてもらった近くのスーパーで買い物。素泊まりなので、ヨーグルト、ビスケット、コールスロー、パイナップル、レモン、バナナ、カルパス、甘露飴、氷砂糖など仕入れる。オーナーは感じのよい人で親切、また風呂などにも「安い料金を維持したいので、出しっぱなしはしないようにお願いします」と貼ってあったりした。大型連休の暖かさが嘘のような寒い一日だったので、熱い風呂が有難い。宿泊代は素泊まりで消費税こみ2625円。本当に安い宿でした。

経費  4,149円     累計  121,762円
歩数  58,392歩    累計  1,372,248歩
距離  40km       累計  883km


(途中から当ブログにこられた方は、右バー「最新コメント」欄の「◎はじまり◎/ブログを始めました」をクリックして旅のはじめのページに飛び、「次の記事」へと進みつつ、徒歩の旅をお楽しみください。--管理人より)

にほんブログ村 旅行ブログ 歩く旅へ