いつも里山にばかり出かけているわたしですが、
わたしの家は、多摩川もすぐ近くにあります。
離れて暮らしていた頃は、わざわざ車で遊びに来ていた多摩川も、
近くに住んでしまうと、いつでも行けると思うせいかあまり行くこともなく、
なにかの時に行ってみると、やっぱり気持ちよくて、
もっと頻繁に来ようと思うことの繰り返しです。
それでも毎年GWの前後には、土手沿いのアカシアに惹かれて、
時間が許せば何度か足を運びます。
地元の環境委員会の方のお陰で、こんなに気持ちの良い空間が広がっています。
実家もこの近くなので、ノイバラも子どもの頃からの馴染みですが、
なんだか、ずいぶん立派になった感じがします。
ほかの植物が入れ替わっているのに、
おそらくこの花はずっとここにあるから、この風格が生まれたのでしょうか。
子どもの頃は、甘い蜜を吸うのが楽しみでしたが、
オトナの楽しみは、花房をまるごと揚げる天ぷら。
でも、今年は油っぽくて失敗でした。
2007年の写真を出してきました。カモが散歩していたなんて、すっかり忘れていました。
7年前は、土手から見た並木は、まだ景観を保っていました。
ですが、
ここ数年、台風の度に倒れる木が後を断ちません。
樹齢も長くないし、元々風などには弱く、
おまけに最近では外来種として問題視されることも多いようです。
わたしにとっては子どもの頃から馴染みの深い愛着のある木であることは変わりませんが、
今では、土手から写真を撮ろうと思えないほどの悲壮感に覆われた景色になってしまいました。
ナイトメアーのジャックが似合いそうな木ですね。
でも、足元を見れば、次の世代がしっかり育ちつつありますし、
いつまでも、気持ちの良い場所であって欲しいなと思います。
ここは猫もいます。
朝、夕とご飯を届けてくれるおばあちゃんがいるので、元気なコが多いですが、
今年は急に猫が減ったと、ジョギングで来るダンナが気にしていました。
行けば面白いにゃんことの出会いがありました。
にゃんこのことも気がかりですし、
これからはもう少し、川にも足を向けようと思います。