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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

学童保育

2017年01月20日 00時00分01秒 | 紹介

 学童保育という言葉を聞くと、かつては鍵っ子と呼ばれ、帰宅しても家族が誰もいない学童を指していたが、共働き家庭など小学生を放課後に預かる学童保育(放課後児童クラブ)について、希望しても利用できない待機児童が昨年5月1日時点で、1万7000人に上るそうである。前年同期比で262人増え、2年連続最多数を更新したとの発表が厚生労働省からなされた。

 

 登録児童数は前年比で6万8千人増の109万3085人、受け入れ施設は2万3619か所となっている。増加の理由は、受け入れ施設の利用対象者を10歳未満から小学6年生まで拡大したことで、大幅に増えたようである。国としても受け入れ施設を増やす傾向にあり、いずれは落ち着くとの見通しである。開設時間についても午後6時半以降が51%もあり、過半数に達している。大都市である、東京や埼玉に待機児童の多い県となっている。

 

 実態はつぶさにはわからず、紙上で知るだけであるが、何かボタンの替え違いか、他人事では済まされないような気がするが、己の危惧であって欲しいと思っている。何かというと、経済優先なのか、家庭の事情はよく分からないが、子を持つ親の利己的な面を見る気がする。現在、待機児童であれば、今後、施設の空きがあれば学童保育に預けることになり、現在では何らかの手段で子供を見ているのであろう。

 

 子供が成人になるまでは親に保護責任があり、義務教育は、小学校・中学校と決まっていたことが、いつの間にやら、乳飲み子から育児を放棄するに等しい、他人へ預ける、いわゆる、保育が横行するようになり、商売として成り立っていれば、それはそれで口を挟む立場ではないので、良いとしても、必ず、デメリットが生まれることは否定できない。考え方が古いと言われそうであるが、時代の流れとして、流してしまうことはいかがなものであろうか。

 

 そういう自分も仕事に明け暮れ、育児は女房に任せ放しにしてきた。仕事に明け暮れ、見向きもしなかった一人であることは間違いない。親としての業がどれだけ子供に伝わったのか不明なことが多い。子育てに成功したとも言えないが、努力はしてきたつもりである。今回のテーマはどうも苦手な分野で、歯切れは悪い。立ち止まって考える余裕もなかったからかもしれない。願わくは、子供の健やかな成長とは親のかかわり方に正比例していると考えるのがせめてもの提供できる思いである。