鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

望遠レンズのストラップ

2017年01月10日 00時00分01秒 | 紹介

 最近の望遠レンズは、小型化し、軽重量のものが出回り始めているが、その傾向は今後も続くであろう。特に、野鳥撮影においては、大型で、重量も3㎏を超えるいわゆるバズーカ砲と呼んでいる望遠レンズが使用されてきた。三脚にしつらえ、移動するにも大変であった。山岳地帯ではなおさらで、たとえ、リュックに入ったとしても長時間の撮影には骨が折れた。カメラマンの高齢化も拍車となってか、徐々にではあるが、マイクロフォーサーズの望遠レンズや、N社の望遠レンズも、低価格化と軽量小型化製品に人気が集まっている。

 

 大型の望遠レンズの移動は、本体と別々にケースに入れるため、注意していても、脱着時にはゴミが入りやすい。できれば、本体とレンズを取り付けたままで移動できるに越したことはない。そうなると、全体の重量は3~4Kg程度となり、カメラ本体に取り付けたストラップでは取り付け部分に、全重量がかかることになる。そうなれば、手持ちでは無理となり、レンズ台座を持ったとしても限界がある。

 

 手持ち撮影を基本としたい野鳥撮影では、カメラ本体と望遠レンズの重量は2~3Kgに抑えたい。三脚を使わなければ、自身の体にカメラが吊り下がるようにした方が安定している。自分なりに工夫して、カナビラにベルトの両端にフックをつけ、台座に固定して肩にかけて使ってみたが、どうも安定性に欠ける。そこで、大型レンズ用のストラップをネットで検索してみた。カメラメーカーのものは価格が高く、1万円前後してとても手が出せない。

 

 サードパーティ製品であったが、値段は1000円程度で、適当なものが見つかった。ダブルストラップというもので、ちょっと大げさな感じもしたが、両肩から吊るすもので、さっそく注文した。ダブルとうたっているため、2個の取り付けねじがついている。一ヶ所は、カメラ本体にもう一ヶ所は望遠レンズの台座の穴に取り付ける。左右のバランスが良くなるようにベルトの長さを調整すると見事バランスよく吊り下げることができた。

 

飛びものを撮る場合には、瞬時にカメラを構える必要があり、このストラップだと手持ちでも有効に速写できるようである。イメージは悪いが、何となく野戦で銃器を吊るす兵士のようでもあり、時間がたてばそれはなれると思っている。なんといっても、カメラ本体やレンズが落下するのが一番怖い。足場が悪いと滑ることもあるため、このストラップが威力を示してくれることを願っている。