かわパパのお気楽日記

お気楽に思ったことをテキトーに毎日書いています。

裁判長!ここは懲役4年でどうすか [DVD]

2011-09-19 21:59:56 | 日記

TSUTAYAに何気なく寄ったら、いつも貸出し中の「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」が1本だけあった。
他の4本は貸し出し中。思わずレンタル。消費者心理だよね。売り切れ必至の商品がたまたまあったら買うよねえ。
早速視聴。時間的にも96分なので気楽に見れるのもいい。

65点。

配役がいい。バナナマンの設楽はぴったり。飄々と演じたキャラクターがぴったり。日村の個性の前に埋もれがちだったけど(本人もそれを良しとしていた部分あり)今後俳優の彼に注目したい。
螢雪次朗もいいねえ。味があるねえ。この2人を見るだけでもこの作品の価値がある。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
法廷内で繰り広げられる赤裸々な人間模様を描いた北尾トロの原作を映画化したコメディドラマ。三流ライター・南波タモツは、美人映画プロデューサーから裁判映画の脚本を依頼される。“愛と感動の裁判映画”を書くために、彼は裁判所を訪れるが…。

裁判がテーマとなっているが、ひとつ間違うと「悪ふざけ」作品となりかねないところを、リアリティが救っている。
病気の妻を殺害するエピソードや冤罪のエピソードの「チャカシ」は、中には嫌悪感を抱く人もいると思う。
しかし物語が破たんしないのはリアリティにある。

こんなこともあるだろうなあ、と見てしまう。
この作品が、いつも貸出し中というのも納得できる。
見ながら、「タメ」になる、「勉強」になる。「へえ、なるほどねえ」と参考になる。

そう言えば、過去に見て「タメ」になる、「勉強」になる「へえ、なるほどねえ」と唸る作品群を生み出した監督がいた。
伊丹十三監督である。この指摘は世界で私が初めてかもしれないが、当たっていると思う。
この種類の映画を好む層が確実に存在していることが、常時貸出し中で証明された。
映画プロデューサーはこのジャンルの作品を作るべき。確実にヒットする。

ただしこれを見たからといって法廷マニアには、私はならないと思う。
人の人生のなかに土足で入っていく感じが、耐えられないのである。

この感覚は、自分をさらけ出す「フェイスブック」にいまいちのめり込めない感覚に似ている。人気ブログランキングへ
コメント
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