照る日曇る日 第2054回
既に映画とテレビをみてしまったので、かなり感銘が薄れたが、辞書編集という隠れた世界に焦点を当てたのは、作者の大手柄だったなあと感心しながら読み終えました。
原作本と映画とテレビを比べるとやはり一番最近のテレビの印象が強いのは、主役の「まじめ」に起用された野田洋次郎というキャラクターに負うところ大である。
池田エライザも最初はミスキャストと思われたが、次第に岸辺みどりになりきって見事だった。本作の脚本を書いた蛭田直美は只者ではない。
大風で大木家の栗の木が倒れてる栗花咲かせた大きな枝が 蝶人