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三島 明 拝
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卑弥呼の謎を解く(113) 宇摩に残る物⑥ 安河のヤスの石
先に、古事記の解説で、天照大神とスサノオが、高天原の安河を挟んで対峙した時の話で、宇摩郡の銅山川だと説明した。
この時に、地元の人々が、銅山川と云わずに、「ヤスの川」と呼ぶこと、川には、「ヤスの石」が有ると、話した。
写真が出てきたので、今日載せることにした。
ところが、私はPCを自分で始めて、5ヶ月の素人であり、やっと、写真を載せられるようになったのに、ここの所の各サイトの変更で、写真を載せるのが難しくなった。
3ヶ月もかけて、やっと出来るようになったのに、様々な変更が有って、元の様には載せられない。苦心の末に作れたのが、このブログで、どうなることか全く判らない。
これが、私が採集してきた、ヤス石。黒いものが多く、灰色のものや、鉄さびの様な物が付く物もある。
河原の状況を次に入れることにしよう。下の三枚が河原の現状だ。この石は普通の石より重いから、流れ図に残るようだ。
ご覧のように、河原に多く残っている。丸みを帯びて、穴があり、光沢がある。持ち上げると、鉄に近い重さを感じる。面白いことに、重いのに、良く弾むので、面白いが、何処に行くか判らず、危険でもある。
この石は、鉱石から銅や鉄を取った残り屑と云われている。割ってみようとしたが、なかなか割れず、熱してやっと割った。中には大小の穴があり、中に霜柱のような綺麗な結晶が有った。
一二年で、その結晶が消えていった。大小の穴があるから弾むのであろう。不思議な石であり、誰かの本では「ヒヒイロカネ」などと、紹介されていた。記憶がある。
宇摩では、「ヤス石」と呼ばれている。写真は十年余り前のものだが、百年単位で残ってきた石だから、今も変わらず在るものと思う。
銅山川は、もちろん、上流に鉱山がある。これも、古事記の記録に一致する。したがって、全てを満たす安河だと、思っている。