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江戸の誘惑

2006年10月22日 | Weblog
週末、“江戸の誘惑(肉筆浮世絵展)”と題された、日本を代表する浮世絵画家の貴重な作品を展示した催しに行ってまいりました。

場所は両国にある江戸東京博物館。入場前は人は多くないように見えたのですが、いざ入場してみると行列が。さすがは東京。こういった催しにも人だかりなのですねぇ~。

以前旅行中に訪ねたことがあるボストン美術館。クロード・モネの“睡蓮”をはじめ有名な作品、貴重な作品を所有・保存している同美術館が保管する作品のみならず、今回は特別に用意、展示された作品もあるのだとか。

全部で80作品。浮世絵というと版画のものも数多くあるようですが、今回あえて“肉筆浮世絵”とサブタイトルに入っているとおり、版画のように量産されたのではなく、あえてオーダーメイド(注文されて作った)作品ばかりなのです。

中には面白くも発想豊かなものや、いなせなもの、いろんな作品があり、なかなか面白かったです。かつ、200年前のものばかりなのに、保存状態が極めて素晴らしいのです。

今回始めてみた2つの提燈。これは作品がアメリカに渡る際、大きさがあった為、あえてわざわざ提燈の上に書かれた画を丁寧に剥し、かわかし、切り離したものを今度は逆に寸分たがわず貼り付けるという緻密な作業の結果、リバイバルに成功したもの。あらためてそのイキイキとした画の表情および復元の素晴らしさに圧巻です。

日本人として歴史の教科書で習った“歌麿”や“北斎”の名画が時間を超えて、海を超えてみることができました。

皆さんも良かったら足を運んでみると良いかもしれません。週末を使ってちょっとアートを楽しめ嬉しかったです。

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