今回トルコを旅行して、再認識した通貨と円安。トルコではレストランで食事する時やお買い物をする時、自国通貨であるトルコリラの他、ユーロやドル、たまに円までそのまま使えたりします。
とは言え、空前のユーロ高ゆえ、ほとんどの場合リラかドルで支払いしました。レストランでの食事の際なんかは“リラ”と“ユーロ”で計算してもらい、どの通貨で支払うか決めてクレジットカード決済をしてもらいました。
また、通貨のみならず旅行者もかなり違いが感じられた今回の旅行。アジア系で一番多かったのが韓国人。最初に泊った洞窟ホテルでは、一番耳にした言語が韓国語でした。朝食時、3、4人の韓国人がいろいろ話しているのが聞こえてくると、風景は確かにカッパドキアの雄大かつユニークな自然の光景なのだけど、、、なんだか変な気がしてくる程(笑。たまたま私が泊ったホテルがそうだっただけかもしれないけど、トルコ人も「最近は韓国人多いよ。あと、ドイツ人が来なくなったね。今はもっぱらスペインが多くて…」なんて言っていました。
思えば私がカナダにいた97年。アジア通貨危機で韓国人やタイ人の子達が急いで帰国していた頃から10年。韓国はIMFの政策がうまくいったのか、サムソングループの今後がちょっと気になるものの、かなり通貨自体は強くなっている様子。
それに比べて日本は…ユーロ、ドル、トルコリラや他の通貨に対しても円安。おかげで旅行しても割安感を感じなくなりました。それどころかどこに行っても見かけるマクドナルドですら、日本が一番安い!
アメリカでも安さで知られるバーガーキングなんて先日トルコで食べたら定番のウォッパー(ワッパーとも言う)のセットで1500円位しました。ビックリです!
スターバックスですらトルコでフラペチーノで5米ドル。アメリカより高いんじゃないの?って感じです。
思えば、私がよく海外に行っていた96年~97年って今から思えば円が強かったのね~って思っちゃいます。アメリカに行った時ドルは100円でしたし、イギリスに行った時ポンドは170円台だった記憶があります。おかげで物価が安く感じて、また旅行に行き始めたばかりで毎回スーツケースがパンパンになるまで(いや、一部船便で送ったものもあったのでそれ以上)買い物していた頃が懐かしい…
もう、そんなことはしてられませんね(笑。今や物欲が本当になくなってしまい、トルコのバザールでもほとんど何も買わずに素通りしてしまった私達…。トルコにほとんどお金を落とさずに帰って来た気がします(苦笑。
思い返すと、ここ10年でいろんなところ旅できたからこそ気付くこともあったりします。これから10年後もっと円安が進んでいたとしたら…今を振り返って“あぁ、あの時もっと旅行(買い物も)しておけば良かった…”と思う日が来るのかしら?もしそうだとしたらちょっと寂しいですね。日本ガンバレ!