行雲流水の如く 日本語教師の独り言

30数年前、北京で中国語を学んだのが縁なのか、今度は自分が中国の若者に日本語を教える立場に。

【2019古都取材ツアー⑬】感無量の分享会(報告会)

2019-05-27 10:05:47 | 日記
5月25日午後7時から9時半まで、汕頭大学図書館講演ホールで2019年「新緑」日本取材団の報告会が開かれた。8人のメンバーがそれぞれの取材テーマを映像や画像を用いながら紹介し、学生からの質疑に応じた。参加者は新聞学院の院長や書記、教師のほか学院内外の学生ら約150人。大盛況だった。チーム新緑の初代、第二代も顔をそろえ、このプロジェクトの意義を高めた。









今回は多彩なゲストの顔ぶれを迎えた。何といっても今回、貴重な協賛をいただいた笹川平和財団笹川日中友好基金から小林義之さんと早乙女尚さんの二人がお見えになった。新緑メンバーの学生だけでなく、学院にとってもありがたく、うれしい客人だった。夜中の打ち上げまでお付き合いしていただき、学生たちにとっては忘れ難い思い出となった。



このほか、学生たちの原稿を掲載予定の新華社『環球』から劉娟娟デスク、すでに映像を公表している広東紙『南方都市報』の記者・デスクもそれぞれ北京、広州から駆けつけてくれた。学生がプロと肩を並べ、権威あるメディアに作品を公表するのは至難だが、彼女たちの熱意が多くのメディア人を動かした。熱意と努力があればなんでも成し遂げることができる。彼女たちが自身の体験を通じこのことを実感できたことは、人生における大きな財産となった。









チームリーダーのジャーナリズム専攻4年、付玉梅が最後の総括で強調したのは、「珍惜」「缘分」「感恩」だった。縁を惜しみ、恩への感謝を忘れない。日本の古都での取材を通じ、一つ一つの当たり前のように思えることが、実は得難い、有難いことであることを知り、多くの人々に支えられていることを実感した。彼女は私に、「先生、ありがとう(有難う)の意味がようやくわかりました」と話した。

取材チームを支えるボランティアも1年生、2年生の14人が集まり、取材の支援や報告会の準備、当日の記録などを分担した。次は自分が参加したいと意気込む若い力である。一つのプロジェクトにこれほど多くの人がかかわっている。その輪は回を追うごとにますます広がっている。彼女たちの熱意が次回の力である。











まだまだ書き尽くせぬことがある。もっともっと感謝すべき人たちがいる。

(続)